鹿児島市 車いすで夜は屋台村に行たっみやんせ〜③
夜は2022年7月にオープンした「かごっまふるさと屋台村」に行ってきました。
旅行の楽しみは、昼間の観光だけではなくその土地ならではの素材を使った「飲・食」ですよね。
私もグルメサイトを駆使して作戦を練り、作戦成功の時は旅の満足度が一気に上昇します。
一方、車いすで旅行に行く場合、入口は入れるだろうか?店内の通路は通れるか?テーブル席か?トイレは?と不安が多く、結果ホテルで済ませるという方も多いと聞きます。
鹿児島中央駅からロータリーを挟んだ向かいのビル、バスターミナルの地下にそんな不安を払拭する屋台村がこの夏オープンしたのだそうです。
(花火のような観覧車を目指してくると、この真後ろのビルです)
バスターミナルがあるビルの地下に降りてみると
離島まで入れると南北600km、広〜い鹿児島の北薩、南薩、大隅の3エリアの名物料理を提供するお店18店舗が
地下に集結していました!(すぐ近くのビル「Li-Ka 19-20」でも7店舗が営業しています)
屋台村には段差がありますが
ちゃんと端にはスロープが
そして、同じフロアにバリアフリートイレもあるので安心です。
まずはクラフトビールのお店「クラフトBar維新館」で大隅自慢のクラフトビールでウェルカムドリンク。地元でしか飲むことができないビールもこちらで用意しているんだそうです。
このお店はテーブル、カウンターが立ち飲みの高さなのでそこはご注意を。
ウェルカムドリンクの後は、お隣に移動して同じく大隅の鰻と焼鶏が売り「川豊」。
ここから薩摩に来たら芋焼酎、グラスに6:4、5:5、4:6と焼酎とお湯の割合の目盛りがあるのがスタンダード、初めて知りました。
人気メニューはやはり鰻、蒲焼き、白焼き、肝焼きの3本セットがおススメです。
もう一品のおススメは「純レバー串」をレア焼きで。
おススメだけいただいて、すぐ次に移動しても失礼じゃないのが屋台村!
大隅エリアから北薩摩エリアに移動して「桜島灰干し家 ゆうすい」へ
桜島の火山灰を100%使用して灰干しされた魚は、見るからに旨味が凝縮してます。
「霧島サーモンの熟成刺身」に
「桜島灰干し湧水ニジマス炙り焼」き、もはや名前でノックアウト!
最後は南薩摩エリアの「ナイス!とろ」へ
南九州市川辺町の牛・豚・鳥・旬の野菜を提供しているということで
味がしみた里芋をホッコリ揚げた「ホッコリさところ」と
「名物!!沸く沸くだしまき」をいただきました。
玉子焼きが入った器はチンチンに熱してあり、そこに出汁を注ぐと一気に沸騰。
「これ、桜島の火山のイメージですよね」店員さんに聞くと、なんと!そのイメージなかったようで
「確かに!本当ですね!ソレいただきます」
えーーーーーーーーっ!違ったんかい!
小っちゃいドライアイス入れたら噴煙まで演出できそうでした。
今回は4軒しかハシゴできませんでしたが、他の14軒どこも旨いものを食べてるお客さんの笑顔で溢れ、なんといっても各お店の店員さんたちが明るく、元気なのがサイコーです。
皆さん各エリアを代表しているだけに郷土愛、郷土料理愛が会話からも伺え、わずか数時間で鹿児島1周旅行をした気分になれること間違いなし!
夜は行けなくても、お昼は1000円前後で鹿児島を味わえます。
このスペースでこれだけ店舗があれば、団体旅行の自由昼食にも十分使えますね。
来年(2023年)の「燃ゆる感動かごしま大会(障害者スポーツ大会)」期間中、全国から集う障害者スポーツ団体には紹介したいおススメスポットです。