友人のElias Grandy来日公演
カタールフィル時代に何度も協演を重ね、私の最後のコンサートも指揮していたドイツ人指揮者のElias Grandyが日本デビューをする為に来日していて、忙しいスケジュールの中なんとか私が金沢へ行く前日に会うことができました。
彼とは本当に様々なコンサートをカタールで協演してきました。
ドイツを拠点に活躍するまだ若く才能あふれる素晴らしい指揮者です。
今回は大阪フィルハーモニー交響楽団と札幌交響楽団の定期演奏会を指揮するということで、二つのオーケストラとそれぞれ全く違うプログラムを用意していました。
運よく夜会う前に大フィルのリハーサルを聞かせていただくことが出来ました。
MozartのピアノコンチェルトとMahler1番の交響曲をリハーサルしていました。
すでにコンサート前日でしたので素晴らしい仕上がりで、6月ぶりに見るEliasの指揮する姿は相変わらずオーケストラを隅々まで引き出す躍るような動きで、またいつか一緒に仕事したいなと強く思いました。
リハーサル前と休憩中に事務所の方や2nd Violinの首席の方々ともご挨拶することができ、早速12月のお仕事のお話もいただく事ができました。ご縁に感謝です。
リハーサル後はEliasとみっちりドイツ語でカタールのことやこれからのこと、お互いのいろんな話を共有することができました。久しぶりのドイツ語での会話は日本語で英語でも言い表せない、特に音楽の話はドイツ語の方がしっくりくるなと改めて感じました。不思議ですね。まだまだ勉強しなきゃいけないから!とビールも飲まずに帰っていった彼の勤勉な姿に、刺激を貰いました!
私は翌日から仕事で金沢へ行ってしまったので、コンサートは聞くことができませんでしたが、大阪でも札幌でも素晴らしいコンサートを終え、たくさんの感動を与えて大成功を収めたと聴いています。来年はもっと沢山日本でコンサートしてくれるといいな。