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Cinecamera Journal

ダブル8とスーパー8

2018.04.10 01:13

(写真左:モーターズーム8EEE、右:514XL)

「キヤノンモーターズーム8EEE」が殊の外気に入っている。

キヤノン製のダブル8用シネカメラとしては名機といわれる「シネズーム512(1964年)」が 魅力的であるが、私の基準の中では「持ち歩きやすさ」が非常に重要である。旅行の際に持参するには、よりコンパクトなカメラが好ましい。

ただしこのカメラは重量が"かなり"あります(モーターズーム8EEEは1,160g、キヤノン514XLの585gの約2倍)。軽いに越したことはないが、70年代のプラスティッキーな筐体と比べるとこの質感と重量感も悪くはない。

スーパー8との大きな違いは、フィルム規格と取扱い方法。 フィルムはダブル8用のカラーリバーサル「WITTNERCHROME 200D」、モノクロリバーサル 「Fomapan R100」等が入手可能である。

スーパー8はカートリッジを1度装填すれば50フィートまで撮影できるが、ダブル8の場合は 半分(25フィート)のところで一旦スプールを入れ替える作業(反転再装填)がある。

初心者には、フィルム装填の失敗や入れ替え作業が難しい印象がありますが、35mmフィルムカメラと同じで慣れると然程問題なく出来るようになりますよ。

ダブル8用のシネカメラを使えると、カメラの種類も多く8ミリの世界が更に広がります(同時に機材も増えてしまいます)。

映写機はダブル8専用か、スーパー8・シングル8兼用のものがあります。私が所有している 「エルモGS-800」ではダブル8用のフィルムは使えない。

値段が比較的安い「Fomapan R100」を用いて沢山撮影したいときは、このシネカメラの出番である。