コンテナドレージ問題が深刻化しそうです。
こんにちは 通関士の村田 博史です。
アンジュとお花見をしてきました。
寝起きだからなのか? なんだか、不機嫌ですね。
海上コンテナの港湾ドレージ不足が深刻化しそうな感じです。
数年前までは休日前や連休があると、予定通りの日時に海上コンテナを
輸送するドレージ手配を行うのに苦労していました。
それが最近、ほぼ毎日のようにドレージ手配に苦労しています。
関東だけの問題ではなく、関西のみならず北米も構造は同じようになってきているようです。
その理由としてはドライバーの高齢化とドライバー不足にあるとの事。
さらに労働時間(運転時間)の規制遵守が厳格化されてきて大幅に稼働率が落ちている。
先進国の輸出入が集中する港湾に共通する構造問題に発展しそうな雰囲気らしいので
長期化しそうだと報道されています。
打開策は運賃の値上げになるのでしょうが、運転手が減り、働き方改革が進んでいく流れは
そう簡単には止められないと思います。
貨物の物量に対して、ドライバーの数・稼働率が上がらなければ改善しようも無く
金額面もそうですが、混雑に対する仕組みを変えていくレベルに到達しているように感じています。
混雑するから待機時間が長くなり、稼働率があがらない。
どうすれば混雑しないようになるか?
ドライバーの運転時間の順守が厳格化されてきているのであれば、稼働率を上げるしかないものと
思っています。
稼働率をどのように上げるかの解決策として
・実入りコンテナを引取りする待機時間の短縮
・空コンテナを引取り/返却する場所の自由化
・コンテナヤードのオープン時間を拡大する(コンテナヤードの無人化など)
この3点にメスを入れる必要があるものと思っております。
(諸問題があり、改善出来ない事情があるのかもしれませんが稼働率を上げる部分での個人的な意見となります。)
それでは、また