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Cinecamera Journal

キヤノン310XLの再評価

2018.04.05 03:51

昨年末に撮影した「青の洞窟」はキヤノン310XLを使用した(2017年12月30日付の記事より)。

青色のLED照明がどのようにフィルムに映るのか興味があった。

現像の仕上がりは想像以上に良かった。今回使用したフィルムとフィルターは以下の通り。

フィルム   :WITTNERCHROME 200D 

フィルター:80A(あり・なし) 

80Aフィルターの有無による著しい違いは無い印象です(個人的な意見です)。装着した場合は青色がやや綺麗に出ており、街灯がやや黄色味がかる程度。

このカメラはキヤノン514XLと比べると、コマスピードの9コマやセルフタイマー機能を省いたり、距離計がスプリットイメージ式ではなく目測式、またファインダー内情報が簡潔化していること等から弟機のように考えていたが侮れません。

早朝の空気感などの描写が他の上位機種を上まわると思うシーンもありました(撮影者の腕ではなくカメラを褒めている)。

F1.0の明るいレンズが優れているため早朝や夕暮れ時、室内の撮影時には力を発揮してくれるカメラです。最近は514XLを持参する機会が多かったので考え直したいと思います。 多機能や高ズーム倍率に拘らなければ、お勧めのカメラです。