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女優であり演劇講師・演出家ちゃんみかの活動日記

コミュニケーション能力の低いわたしでも生きることのできる場所

2018.04.03 07:20

こんにちは。


今日はある打ち合わせをしてる時に出たお話を書きます。



↑打ち合わせした時のモーニングがとても美味しかったよ♡





わたしはコミュニケーション能力がとても低い。


自他ともに認めるほどだ。



コミュニケーションがヘタクソで、人間関係のトラブルは幼い頃からとても多かった。

今でも、正直トラブルは絶えない。


そんなわたしが、演劇を通してコミュニケーション能力を高めようと声高らかに叫んでも、説得力がないのだということを実は最近知った。




わたしをよく知る人からは

「不思議だよね〜。」

と笑っちゃうくらい、コミュニケーション能力については『高くて、低い』


光と影

陰と陽

太陽と月



と同じように、わたしの中に存在する

コミュニケーションの力



ある人はわたしのことを

「障害」と言うし

ある人はわたしのことを

「個性的」と言う。


↑理解できるか、できないかの違いだろう。

わたしは幼い頃、とても早い段階で「表現すること」を知ることができた。

と同時に、いわゆる「普通」のコミュニケーションからは遠ざかっていたと思う。



何か1つ、のめり込むものがあるということは、人生を変える大切なきっかけとなる



わたしは劇や音楽で表現することが好きだ。

ミュージカルも好きで、舞台が好きになった。そこでは「自分じゃない人になれる」から。



すごくコミュニケーション能力の低いわたしでも、物語の主人公はそうじゃない。

いつだって守られた冒険、守られた世界。




お芝居の中でなら目を合わせることもできるし、会話をすることもできる。



何より

自分の気持ちを表現することができる。



自分じゃない世界への憧れが


演劇にのめり込んだおかげで、いつしか自己肯定感が芽生え

【誰にもマネできない強み】

として自信を持って生きられるようになった。



演劇に救われたのだ。



右にならえという教育では生きられなかったけれど、エンターテインメントの世界では生きていくことができる。



わたしなりに周りのことをすごく考えるし、誰かのために何かできたらという気持ちで生きている。


それが伝わらないことも多々あって

だからずっと「伝えるってなんだ?表現てなんだ?」とすごく考える。



誰よりもコミュニケーション能力が高くて、誰よりもコミュニケーション能力が低い。



こういうわたしだからこそ

演劇でコミュニケーション能力を高めようという気持ちが伝わるのではないか?


できない人がここまでできるようになったことに価値があると、わたしをよく知る人は言う。



「演劇でしか表現できない子もいる」


演劇教育を学んでいるときに聞いた言葉。

もしかしたら、わたしもその1人だったのかもしれない。



演劇が必要だと思わないという人も多いのだろう。だけど少なからず、わたしの演劇教室に通ってくれてる子ども達の中には


「演劇のおかげで変われた」

「演劇教室では自分らしく居られる」


と、生きていく中での大切なきっかけになっていることも事実なのだ。



演劇は馴染みのない世界かもしれないけれど、あなたが《知らない》というだけで否定するのは、あまりにも浅すぎやしないか?

(演劇が具体的にどうコミュニケーションに繋がるのかは、また別の機会に書こうと思う。)


わたしは普段のコミュニケーションはとてもヘタクソかもしれないけど、演劇に関しては今後も真剣に向き合い、伝える努力は惜しまない。



子ども達やシニア世代の人たちが

自己肯定感を高め、周りを信じて表現できる場をつくることが


わたしの夢であり目標なのだ。




では、また。

エンターテインメント ライフ コーディネーター  岡田美香