【音楽】ビートルズ 創造するという事の凄さをビートルズは教えてくる!
音色を作ると言うのは、今みたいに打ち込みになると何とでもなると思うんですが、先人は常に新しい音色の追求、研究をして新たな音として使っていったと思います。
ビートルズで言うと
昔からある楽器を新たに違うジャンルに取り入れたといえば
シタールを「ノルウェーの森」 ("Norwegian Wood (This Bird Has Flown)")で弾いたのが有名です。
イントロで「ビャ〜〜〜ン」と色んな音が出ているのがシタールですね。
7弦の下に12弦〜16弦の共鳴弦が貼られているインドの楽器です。
この曲の雰囲気にとてもあってるなあと、聞いてて思いますね。
歌詞もそうですし、気だるさがこのシタールによって醸し出されています。
シタールを弾いているのはジョージ・ハリスンで、このアルバム制作後みんなでインドに行くんですね。
何故かそこでジョン・レノンの当時の奥さんシンシアが列車に乗り遅れると言うね。
その旅行にはビーチボーイズのマイク・ラブなんかも参加しとります。
ジョージ・ハリスンにシタールを教えたのはラビ・シャンカール。
ノラ・ジョーンズのお父さんですよ。
もう一つビートルズで言うと
メロトロンを「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」("Strawberry Fields Forever")で弾いているのも新しい楽器を取り入れていると言えます。
メロトロン
簡単に言うと、鍵盤を叩くと楽器の音が録音されている磁気テープがそのキーの音がなるというアナログ楽器。
でも、当時としては違う楽器の音が鍵盤で演奏できるのがスゴイことやと思います。
これはイントロでフルートの音が入っているメロトロンをポール・マッカートニーが弾いています。
「ファッファッ」って音がしているのがメロトロンです。
これもストロベリー・フィールズ・フォーエバーの前半の静かな、幻想的、厳かな感じに合っていますね。
2コーラス目からの音程が変わるところから、一気に音が厚くなってサイケっぽくなってカッコイイですよね。
音作りや、コンセプト、ファッションなんかも何やかんやの発信力はビートルズがダントツだなと思いますね。
もちろん、ビートルズの前にもそういうのはあったかもしれませんが、しっかりとした形で認識はビートルズ。
もちろん、音に関してはビーチボーイズとのアルバム作成でのインスピレーションや、ローリング・ストーンズなどとのファッション、デザインなど、いいライバルがいたからことだと思います。
今は変わった音が出てきてもなんとも思わないですが、無いところから有る物にするというのは思っている以上にスゴイことなんど認識しないといけませんね。