居宅介護支援事業所 ラフィングゲート

認知症という病③

2022.12.10 20:25

ご利用者様の自宅に訪問に行くと、学ぶことがたくさんあります。

ご家族の本人に合った協力支援があると、本人がすごし易くなると言うことです。

まず、軽度の認知症で、何かをするという行為で「薬を飲むのを忘れないように」と本人に話をしても、その行為自体を忘れてしまうことに問題があります。

そのご家族では、目に付きやすい居間の壁に、A4の紙に「朝に薬を飲む」という、忘れてはいけない行為を書いたメモを貼っています。

それにより、しっかりと飲む回数が増えているとの話がありました。

他にも、大き目のカレンダーに、デイサービスに行く日があると、「デイサービス 丸印」「〇病院受診」「ケアマネジャー〇時」「昼 弁当〇」等を記入しいます。

本人もカレンダー見て、「明日は〇〇がある」と理解し、考えることができます。

まず、忘れてはいけないことを「大きく紙に書いて見やすいところに書いておく」ことは、改めて大切だと思い知らされました。