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L'atelier de 423

学ぶことの大切さ。

2018.04.03 09:30

「勉強」とか「学問」と言われると、「堅苦しい」「ガリ勉だ」「ダサい」などというイメージを抱くことが多いように感じる。

「大学生なんだから勉強なんかしてないで遊ばないと!」とか、「バイトやインターンシップしないと!」とか。


これが正しい、間違っているというような判断は必要ないけれど、こうしたイメージが強すぎるせいか、いざ本を開いて学ぼうとした時の肩身が狭くなっているような気がする。

他にも、「勉強」はどうしても単純な暗記作業であり、「テストで良い点を取るための嫌々やるもの」のようなイメージを小中高の12年間で植え付けられている気もする。


「もっと勉強しておけばよかった〜」とこぼす大人も多いのに。


実際、新しいことを知ったり、そのことについて自分なりに考えてみたりすることは多くの人にとって楽しいのではないかと思う。

例えば、バンドをやっている人が、ギターのコードを覚えたり、好きな曲の中にこんなカッコいい音があったんだと再発見したり、自分で気持ちの良い音はなんだろうと模索したり。

こういったことも「学び」であると思う。


美大生の友人とよく「スゴい人」について語る。

どんな分野、どんな年齢の人であろうと「スゴい人」は皆、“引き出し”の量が違うね、という話になる。

自分のアイデアをカタチにする際、その表現方法をいくつも用意したり、工夫したりする力。

そしてそもそも、アイデアを生み出したり、練ったりする力。

これらの力を存分に発揮するには、様々な本を読むといった「インプット」が大切なのだと痛感する。「スゴい人」は共通して、その土台がスゴいのではないか、というのが友人との結論だ。


このように、様々な学問は自分の肥やしに出来るのに、「堅苦しい」「ダサい」「難しい」というイメージのせいでなかなか身近なものに感じにくい。


生き物はモノを食べて成長していくのに、学ぶ機会を遠ざけていたらガリガリになってしまう。


別に「学び」は必ずしも読書や「ザ・学問」のようなものである必要はないと思う。

各々が自分にとって肥やしになるもの、あるいは全く興味のなかったものに気軽に触れられるようになれれば、自ずと世界も広がって楽しくなるような気がする。


と、そんなことを考えながらマイペースに読書やお絵描きを進めてます。