イラブ初期記事まとめ
■ブラムド■
・オルテギア帝国・43代目の皇帝。18歳で即位。
・常に眉間にシワが寄っている苦労人。
仏頂面がデフォ。
・直系・嫡男でありながら
血脈の証ともいえる『竜眼』が現れなかった為、
母子共に不義を疑われたりと
肩身の狭い思いをしながら育つ。
・そんな息子の胸中を知ってか知らずか、
父王は自分の子であると全く疑いを持たずに
接してきたが、逆にその態度が
ブラムドの神経を逆撫でし、親子の仲は(一方的に)悪い。
・父王への苛立ちと、謂れのない疑惑の目からくる
フラストレーションを全て修行にぶつけた結果
歴代でも屈指の武闘派皇帝となる。
・ドレイク以外に腹違いの弟妹が3人いたが
現在は全員亡くなっている。
■ドレイク■
・ブラムドの異母弟。先代皇帝の隠し子。
6歳の頃、初めて異母兄との対面を果たす。
・母親はとある田舎領主の一人娘。
先帝に見初められた経緯は不明。
・生まれた時から『竜眼』を保持していた為
皇帝の子であることは明らかだった。
が、のし上がる事よりも跡目争いの方を怖れた
親族によって隠されながら育つ。
・ドレイク本人も好奇な目で見られる
『竜眼』がコンプレックスで、前髪を伸ばし
顔を伏せるクセがあった。
・ひっそりと暮らしていたが
徐々に強くなる魔力の制御が難しくなっていき、
度々魔力の暴走を起こすようになる。
・それがきっかけで存在が明らかとなり、帝都へ連れてこられる。
・これまで身内に魔法使いがいなかった為
兄・ブラムドが持つ魔法の資料に興味津々。
勝手に触ってはよく叱られている。
老け顔をちょっと気にしてるぞ!
この後、豪快に投げられました。(ソファーに)
小さい子供って相手にしてると永遠に喋るし絡んできますよね。
その相手に疲れたブラムドは、スルースキルがどんどん巧みになっていくんですが
時々スルーしきれずブチ切れてる。
そのお兄ちゃんの反応が面白くて、
ドレイクはひゃひゃひゃひゃ笑ってるんですよ
サドですねコイツ。
幼少期はドレイクと似てる。
公務以外ではラフな格好が好き。
というかオフでは大体ラフ。
眼鏡ユーザーへの三大禁忌
・隠す(キレる)
・指紋つける(磨けば赦免)
・割る(極刑)
隠されて育てられた経緯で、お祭りなんかも行けなかったであろうドレイクは
「すごい!りんご丸ごと飴だー!!(*`∀`*)♪」
みたいな感じで口のまわりべたべたにしながら、
せっせっと夢中で食べる。小動物っぽい。
一方、情緒も無ければ愛嬌も無く、
一口目からりんご飴を無残に噛み砕くスタンスの兄上。
食べるというより破壊に近い。あごの力がなかなか強靭。
でもって「これが皇族伝統の食べ方」とか、
「これが出来て初めて一人前の男と認められる」とか
小学生みたいな嘘を真顔で言って
本気で信じる弟を見て遊ぶ兄上。
修行時代の兄上。絶賛反抗期。
ほぼ出奔に近い形でマスター(師匠)の所に押しかけ
13歳から毎日修行と研究に明け暮れる日々を送る。
先代の崩御と同時に国に戻る決心をし、現在に至る。
この頃の目つきは(現在よりも)凶悪。
当時を知る他の弟子たち曰く、
「とっつきにくくてしゃーない」
「反骨精神の塊」
「どこ触っても逆鱗モードになるので非常にめんどくさい」
と言われるほど、刺々しい空気を纏っていた。
現在はかなりマシに。
古ぼけた写真だが、
誰が写っているのかは一目でわかった。
この抱かれている子供は、間違いなく兄さんだ。
以前、他の写真で見せてもらった…今とは
似ても似つかぬと言っていいくらいの
可愛らしい幼少時代の顔は、見覚えがあった。
では、この幼い兄を抱きかかえている人は誰だろう?
一瞬思案したが、すぐに思い当たった。
記憶にあるものよりずっと若々しいが、恐らく「あの人」だ。
〝仲が悪かった〝
兄と「あの人」との関係はこの一言に尽きると、皆が口を揃えた。
現に兄さんも、
思い出すのも忌々しい。といった感じだ。
でも、兄さん。
貴方は気付いているのだろうか。
貴方が息子のエリオットを、
この写真の貴方と、同じように抱きかかえているとき。
貴方もまた、
この写真の「あの人」と、同じ表情をしていることを。
仲が悪かったと、兄は言っていた。
いがみ合っていたと、周囲は語っていた。
でも
もう写真の中だけの人になってしまった「あの人」は
どうだったんだろう。
「やっぱり親子だなぁ…」
いらないところまで、よく似ているのだ。
その時 ふと思い出した。
まだ兄さんのもとへ来る前
辺境で隠れ住んでいた頃。
見知らぬ初老の男性に、一度だけ
抱っこされたことがある。
祖父よりも少し大柄な人で
母と祖父以外の人間を知らなかった僕は
人見知りして抱っこを嫌がった。
しかし母に、
せっかくだからして頂きなさい。と諭され
しぶしぶと縮こまるように
抱っこされていたと思う。
顔は覚えていない。
ただ、そのとき男性が呟いた
「ああ、懐かしいな。」
という声の響きと
背中に当てられた手の
ぬくもりだけが
頭の片隅に残っているのみだ。
共に写った写真すら無い
僕と父との、唯一の思い出。