スタディアプリ。

テレビCMでもおなじみの神授業、見放題アプリ。

リクルートが提供するサービスです。

現在は月額980円で神授業が受け放題として絶賛されています。

導入している学校は2016時点で全国5000校の高校のうち900校。

2017年2月では累計有料会員は42万人。

詳しくはダイヤモンド・オンラインの下記の記事が分かりやすいです。

実際にホームページを見ると、CM放送授業のロング版が視聴可能。

CMでは英語の不可算名詞について１部を語っているものの、

ホームページではそれを40分の枠で解説しています。

この授業、確かに講師の説明が分かりやすいです。

でもそれだけじゃないです。

講義術もかなり高い！！

視聴して気づいた点をシェアすると、、

• 基本的に話すスピードが通常の授業の1.5倍速
  
• 感情的で講師のキャラが立っている
  
• 例え話が「お母さん」ネタなど学生向けで統一
  
• 具体例が多い（早稲田の場合、上智の場合など）
  
• 意外にも講師の余談が入る
  

など。

たった40分でも、伝え方の面白さや一般の先生との違いが体感できる。

上記の要素は僕の師匠である、渋谷文武先生も講義術として紹介しています。

登壇、講師がカッコ良いわけです！

「いや、講師がカッコいいかどうかは関係ないだろう・・」

そう思いますか？

事実は逆です。

僕が大学１年生向けにキャリアデザインを担当していた時も。

全学年、同じようなキャリアデザインを学んでいるはずなのにアンケート結果は

講師によって全く違うという現象が起きました。

学生にとってはカリキュラムよりも、

むしろ講師や進行の仕方が面白いと思えるかの方が重要。

コンテンツより伝え方の方が100倍重要です。

でも一部の方は動画を見て、こう思うかもしれません。

「この位の講義術は私にもできる！」

そういう人こそ、僕から見て要注意です！

そうなんです。

ベテラン講師なら、教える技術が高い人も沢山います。

でも、その技術の高さを発信してないとどうなるのでしょう。

選ばれないんです。

存在を知らないものは
選びようがないのです。

だから、その実力を発信していく必要があります。

紹介で食べていく方法もありますが、

これだとあまりにも守りなので、自分のタイミングで仕事を得られません。

担当者が変わった途端に無理難題を要求されて（わざと）

取引が無くなるケースもあるんです。

だから、自分の提供できる価値を発信することを重要視しています。

少なくとも僕は。

講師を4年間やって気づいたことがあります。

残酷ですが、

実力と収入、必ずしも比例しないということです。

選ばれない講師は実力があってもジリ貧になります。

その選ばれる仕掛けを作る。

そのために動画は効果的なんです。

「講義術」や「考え」を伝える手段として、

youtubeやライブ配信は長く支持されています。

だからこそ、動画配信をすることが講師が生き残る道の１つです。

長くコツコツと控えめにやっていけば、今後も長く食べていける。

もうそういう時代ではありません。

でも、そういうベテラン講師がいなくなるのは、

僕にとっても非常に辛いです。

そうならない為の撮影場所を創ります。

youtubeスタジオ「Chester」オーナー

櫻井樹吏