いつかのイギリス。
「12歳の時、イギリスにいてました」って言うとたいがい驚かれる。
小学校6年生の時、小学校しばらくお休みさせてもらってイギリスのケンブリッジに短期間ではありますが留学していました。
自分は12歳で異国にいた事もあって、自分の中ではそれが”普通”。
だから驚かれると、「なんでそんなに驚くの?」って思う。
(生意気ですみません)
初めての海外。
右も左も分からなければ、英語もほぼ分らない。
知っていた英語は「This is~」とか「Do you~」とかで始まる英語くらい。
ケンブリッジの郊外にある、「Cottenham」という街にホームステイしていました。
ここのママは早くに旦那さんを亡くしていて、
息子と一匹のわんちゃんの3人で暮らしていました。
3人で住むにはちょっと広すぎるかな?と思うくらい、立派な家でした。
本や映画でしか見なかったような、暖炉があったり、おっきなクリスマスツリーがあったり。
一人部屋が与えられて、そこで隠れて最初は毎日泣いてました。
それでも毎日、現地のスクールに通って、現地の生徒と勉強していました。
そして、帰っては泣いてました。(英語が分からさすぎて)
毎日、目まぐるしく過ぎる日々の中で、
日本とは異なる、文化や習慣を目の当たりにし、その度に新鮮さを感じるも、
カルチャーショックも同じように感じていました。
それでも、日を重ねるにつれて毎日が楽しくなって、
ロンドンへ買い物へ行ったり、リバプールまでサッカー観戦に連れて行ってもらったり。
クリスマスの日に、ママにプレゼントを買ってプレゼントしたら
とても喜んでくれて、めちゃくちゃキスをされました。
ここだけの話し、first kissはこのママです(笑)
帰国の日はお互い号泣して、
バスの中で泣きながらヒースロー空港に向かったのを今でも覚えています。
紛れもなく、今の自分があるのはその時イギリスにいた経験が1つあると思う。
英語が好きになり、海外が好きになり、多様な人種の人と交流するのが好きになり、
多様な文化や価値観を受け入れやすくなりました。
あれから13年。
それ以来、イギリスには行けてないけれど、そろそろ行きたいな。って。
時々、日本にいながらしてイギリスのにおいを一瞬、感じることがある。
「あれ、今のにおい、イギリスで感じたにおいと同じだ」ってね。
ほんとはこのブログと一緒に写真も載せたかったけど、
写真全て実家だし、スキャナーで読みこまなきゃいけないから、またの機会に。
...What is really important to me?
Who is really important to me?
I have a feeling that I can lead a good life if I just keep those two things in mind.
shun