ライブキッズだった私がアイドルに夢中になった理由
元々アイドルに興味がなく、バンドが好きでそれこそプライベートの殆どをライブに費やしてきた私が、何故今こんなにもBiSに夢中になっているのか。
初期のBiSはバンド系のイベントに出演していた事もあり、名前や曲は知っている程度であった。
ある時ライブ仲間内でBiSHがブームになり、自然とその流れで2期BiSにハマっていった。(ほぼ在宅)
恐らく曲が琴線に触れていたのだと思う。
しかし、その2期BiSも何ともいえない形で終焉を迎え、モヤモヤした感情のまま始まった3期BiS。
こういった進退がBiSらしいと言う人もいるが、やはり腑に落ちない点が多かった。
新しく発表されたメンバーがどうとかではなく、やはり最初期には受け入れられるのだろうかという気持ちが優っていたのも事実だった。
とはいえ蓋を開けてみたら、次々と発表されていく曲の良さに心を打たれ、自然とライブやリリースイベントに足を運ぶようになっていった。
その中でも、結成して間も無いながらのガムシャラさ、歌声の鋭さや音圧に魅せられ、ネオ・トゥリーズを応援していこうと次第に思うようになった。
すぐ何処かに消えてしまうのではないかという雰囲気すらあった初期の儚さは形容し難いが、それがまた私の中でのBiSのイメージに合致していた。
(今現在はまた違う味が出ており、とても良いです。)
そんな彼女たちは驚くほどのスピードでリリースを重ね、恵比寿リキッドルームまでたどり着いた。ここからまた大きいところへ行けるなといったところでのコロナによる自粛・規制の世の中に。ライブこそ真骨頂と思っているBiSを待ち望んだ8ヶ月は長い年月にも感じたが、有観客ライブ1曲目のSTUPiDで浄化された気もする。
いつ情勢的にまたライブが出来なくなるかもしれない、という『明日死んじゃったならどうするの?』的な問答が常に頭をよぎり、私は以前よりも行かないで後悔する選択をしなくなっていった。
節目節目で大きな場所でライブをし、動員を増やしてきた彼女ら。
昨年末のBiSROCKS再現ライブ、ナノ3お披露目を経て、またここから進んでいくぞといったところでの試練が続く。
その乗り越えた先の新メンバー、ヒューガーの加入。
更に満を持して、武道館までの過程で大きな通過点であろう、日比谷野外音楽堂ワンマンの発表。
情勢やコンプライアンス的なものもあるだろう、過去の様な所謂過激なプロモーションは少ないがライブで魅せてくれる。それが今のBiSだし、私が大好きなBiSは今にある。
そんな今現在のBiSを見たい人で日比谷野外音楽堂を埋め尽くしたいし、その光景が見たい。おこがましいがその光景をメンバーに見せたいし一緒に見たい。
ちょっと前まで何者でも無かった彼女たちに身勝手に夢を乗せ、ここまで感情が入り込んでしまっているのは本当に不思議な魅力である。
リフレインの『でもそうじゃない そうじゃないようにしよう』という、繰り返すBiSの物語に対してであろう言葉をずっと信じているからなのかもしれない。
研究員の数だけBiSに対する感情があり、それにライブで真っ向から応えてくれている彼女らなら、それが出来るのではないかと思っている。
結成から3年6ヶ月。
メンバーだけではなく、研究員や未来の研究員にとっての大一番となるであろう2023年1月8日。
本当に目が離せない。
投稿者:リュウ IQ 01さん(@RYUIQ01)