住理工エンジニアリングと住理工メテックスを視察
11月下旬、小牧本社・製作所敷地内にあるグループ会社、住理工エンジニアリング(SRK-E)と住理工メテックス(SRK-M)を訪問・視察しました。
SRK-Eは、生産設備の設計から現地での据え付けまでオーダーメイドで手掛けていて、海外でも活動しています。
SRK-Mは、自動車用防振ゴムに使用される金具や建設機械用高圧ホースの口金を製造しています。今回は、2社の改善事例をご紹介します。
SRK-Eの改善事例
SRK-Eでは、製造部門全体のデジタル化の取り組みについて、紹介がありました。同社では、設備に関する部品1点ごとの問い合わせが多く、各工程で大量の紙の伝票を確認する必要があったのですが、デジタル化によって、工数・コスト削減につなげてくれていました。若い技術者が目を輝かせ、いきいきと改善活動に取り組んでいる姿は、頼もしく感じました。社会常識やITツールは、常に変わり進歩していきます。それらの変化を吸収し、柔軟に追随していくことで、作業者自身も会社も成長していくと思います。
SRK-Mの改善事例
SRK-Mで最も大きな課題として掲げられていたのは、材料運搬時の時間ロスです。
解決に向け、基本の5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)を徹底し、人車分離することで、フォークリフトと人との接触事故が起こらないようにしつつ、製造工程の動線を確保することに取り組み始めました。安全は最優先課題であり、人車分離は常々お願いしています。昨年には手がつけられていなかった課題に着手できたことは、すばらしいことですが、まだ改善点が多々あるように見受けられました。先行している部署に学び、より安全な職場になってもらいたいと思っています。
私からお伝えしたこと
それぞれの会社内だけではなく、住友理工グループ内で情報共有を進めて、シナジーを高めてください。工場内に限らず、やりにくい、やりづらい点があったらどんどん出してください。改善に終わりはありませんので、「過去の概念にとらわれずに」新しいことにチャレンジし、今後の道筋にしてもらいたいと思います。