ホームページを見た人からの問い合わせを増やすには?
ホームページを見た人からの問い合わせを増やすには、まず何よりもアクセス数を集めることが大切。ECサイトでもGMOカラーミーでは公式サイト上で月商50万円ならば、ひと月15000人(1日500人)のアクセスが必要だと言っています。
ホームページやECサイトを開設した後の一般的な反響率はアクセス数に対して1~5%と考えられていて、1日500件の訪問者がいると5~25件。1000件の場合だと10~50件という数になります。
この反響の中から成約になる数を受注数と言い、毎日受注を取ろうと考えるならば1日数百件以上のアクセス数は必須です。
ところが中小企業のほとんどは1日のアクセス数が10件程度。
そもそもアクセス数が少ないので実際にホームページから受注があるのは、100社あっても1~5件程度と言われています。
こんな残念な結果で...果たして良いのでしょうか?
今日は、この重大な課題について他の制作会社では教えてくれない解決方法をお話したいと思います。
【このブログを書いた人】
株式会社アクセスアップ/富井清和
1998年東京都千代田区でITベンチャーを起業。金融機関・放送局・大手電機メーカーを含む約1,500社にも及ぶWebシステム開発に携わる。 主にSEO対策を目的としたコンテンツ作りとページ構成を得意とする。
日頃の業務のかたわらで、船井総研との共同セミナー講師、東京税理士会や杉並区中小企業診断士会への技術研修。杉並区商工会議所や武蔵野青年会議所等でセミナー講師を務めホームページの集客方法について語っている。
本当の現実を知らない地元の制作会社
当社のある埼玉県所沢市内のようなローカル地域にある制作会社では、テレビCMを行うレベルのクライアントの制作案件はほぼなく、地元の中小企業ばかり。
ですから、1日数百~数千件のアクセス数を誇るホームページやECサイトは作った経験がないというのが現実。
私は25年ほど前、都心にある制作会社で働き、電〇やアサ〇ーなど大手広告代理店の下請けでホームページを制作していました。その時のクライアントはレコード会社や食品・飲料水メーカーなど、誰もが知る大手企業。
何千万円もの予算を投じテレビCMを作るタイミングでのホームページ制作ですから、予算も数百万円クラスと大きく機能も満載。我々側も延べ数十人の規模で1案件に対応していたほどでした。
納品の度に驚いたのは、そのアクセス数の多さ!
なんと、飲料水メーカーの例では1日3000万件。レコード会社の例では1億件以上とギネスブックにも載るほどのアクセス数があり、アルバム発売日には200万枚も売れた事例がありました。
テレビの視聴者数はエリアによって異なりますが、関東地区なら約3,800万人。その1%を獲得できたとしても約38万人ですから、その広告効果は中小企業レベルでは考えられないほどの数になって表れるのです。
作る際には集客できる可能性を考えて予算を決める
ホームページを制作するには5万円や10万円など低い予算でと考えがちですが、実際には集客できる可能性を考えて決めたいものです。
集客できる可能性とは、1日のアクセス数の目標が達成できる仕組みの事で、毎日100件集客するのか、それとも300件にするのか、その数によってやるべき量が変わってくるので理想を決めることは本当に重要です。
例えば当社の過去の事例でみると、1日100件のアクセス数を集めるとなると「建築関係だと50~100ページ」。また、「自動車関係の場合だと200~300ページ」もあるホームページを作っています。
理由は、同他社がここまではやってこないと思えるボリュームであることと、1日10回の検索数しかないキーワードでも200ページもあれば相乗効果を生み、それぞれが上位にランキングできる可能性があるからの2点。
200~300ページも作るなんて!と驚かれるかもしれませんが、実際には本当にやっています。
ただこんなにボリュームのある仕事を制作会社に全部丸投げすると制作費は数百万円と高額です。
ですから、簡単に更新できるCMSを使い、量産できるページはコツコツと自分達で作り、構成が難しいページは業者に任せるなど役割分担することで予算を抑えることができます。
多くの人が訪問してもらえる方法を確立する
ホームページでもECサイトでもアクセス数が伸びれば、売上も比例して伸びます。
何より多くの人が訪問してもらえる方法を確立できると、サービスや商品の内容を改善しても効果上がりますが、中小企業が一番手を付けやすいSEO対策は、ページ数が100を超えなければGoogle検索からの流入は期待できず、内容の改善ではどうにもなりません。
1日100件のアクセスを集めるには、かなりの労力か費用があ必要なのです。
実際にSEO対策の効果が出るまでの期間は、長いと1年半以上もかかる場合があります。
もちろん、その間1ページ1ページしっかりSEO対策を行った上で内容の濃いページを増産し続けることが必要です。 結果、検索結果上位にランクインできるとアクセス数は伸び、作ったページを削除しない限りその効果は続きます。
前述のような大企業のようにテレビCMを活用するのか? それともYahoo!JAPANのようなアクセス数のメチャクチャ多いネット媒体に高額でも広告を出すか? または、キーワード検索に対応した安価なリスティング広告か、労力と時間がかかるSEO対策か?
いずれにしても多くの人の目に入る機会が多くなければ「1日数百件~」というアクセス数は達成できないのです。
まとめ
如何でしたか?
今日は「ホームページを見た人からの受注を増やすには?」について他の制作会社では聞けないことをお話しました。
受注数を増やすにはアクセス数を増やす対策として広告やSEO対策、またSNS運用が必要です。
ホームページの開設後は広告を薦める業者が多いですが、長い目で見るとSEO対策やSNS運用がおススメ。
日々の更新にはコンテンツの準備や投稿など何かと大変かと思いますが、結果を出すためにも続けるようにしてみてください。