アフターシェア会を行いました
12月10日(土)14:00から、常陸大宮市文化センターロゼホールにて、「夢みる小学校」上映会&木村泰子さんと考える「これからの学校」を終えての『アフターシェア会』を行いました。映画や講演会で感じたこと、考えたこと、そこから派生して自分自身のことやこれからのこと、どんなことでも話題にしてOKなおしゃべり会です。
できるだけたくさんお話をしていただけるように、できるだけみなさんがお互いを知り合えるように、3つの小グループに分かれてシェアをスタート。①映画の感想について、②講演会の感想と「これからの学校」について、③話題にしたいこと・みなさんに聞いてみたいこと、という各テーマごとにグループメンバーを変えて話をしました。
「こんな学校あったらいいな」「子どもを通わせたい」等々の感想の中、映画を観て「この学校、私は嫌だというのが第一印象だった」という感想を共有してくださった方も。ご自身の子ども時代を振り返り、「自分がやりたいことや学びたいこと」ではなく、「先生に褒められ認められること」で安心を得ていたのかも知れない、という気づきをシェアしてくれました。「夢みる小学校」は、今の教育の在り方を考えるだけでなく、かつて自分が受けてきた教育を思い返し、その中で育ってきた自分自身との再会を促す映画なのかも知れませんね。「自分のままでいいんだよ」「思い切ってやってごらん」「がんばりすぎなくていいからね」そんな言葉を一番必要としているのは、もしかしたら大人である私たちなのかも知れません。
とにかく私たちは変わっていかなくちゃいけないよね、急には難しくてもゆるやかにね、という話から、「ゆるやかに」で実際変わっていけるのだろうか、との問いかけも。「ゆるやかに」ではなく「やわらかに」だったらどうだろう、そんな話で盛り上がったグループもあったようです。何からどのように・・・道のりは長く感じるかも知れませんが、違うと気づいたそのときから、こうしてみんなで問い合っていくしかありませんね。頭も心も、ぜひやわらかく変わっていきたいものです。
今回ご参加くださった全員の方が、ご自身の中に社会や教育に対する「問い」のようなものを持っていて、お話を聞くのも大変興味深く勉強になりました。身近なところから新しい挑戦を始めている方、自分の生業を通じて社会や教育によりよい働きかけを試みている方、ズバリ課題そのものに切り込むため新事業を模索している方、違和感を手放さず日常の中で問いつづけている方、みなさんそれぞれの姿勢に、大変勇気づけられた時間でした。ご一緒してくださったことに感謝です。ありがとうございました。
年内の活動はひとまずここまで。2月にスタートしてから、ともに会を作るメンバーのアイディアと行動力で様々な企画が実現できたこと、映画上映と講演会という大きなイベントが無事に終了できたこと、振り返るのはまだ少し早いですが、ひとまずほっとしています。来年また、今後のイベント詳細が整いましたらみなさまにお知らせしたいと思います。ここまでの活動に関心をお寄せいただきまして、ありがとうございました。