ワクワクする授業が成長を加速させる!
「今この子伸びてるな!!!」
時折、授業をしながらそう感じる時があります。なんというか、目がキラキラ輝いているんですよね。そういう時ってきっと本人も「今伸びてる!」って実感しながらやっているんですよね。
逆を言えば、そういう状態を作ってあげるのが教える側の役割でもあるのですが、これがなかなか狙ってその状況を100%生み出せるかというとそうもいきません。
そうもいきませんが、やっぱり狙いたい。ですから、どんな時にその状況が生まれやすいのか、調査してみました。あくまで個人調べです。参考までに。
伸びる授業の生み出し方
授業をしながら、または講師たちの授業を見ながら調査をしていると、そんな状況を生むいくつかの条件があることがわかりました。
まとめてみますね。
- 生徒自身がそこを学ぶ目的・意図を理解し納得・腹落ちしている
- ある程度のわかる感・できる感
- 少しの難しさ(簡単すぎず、難しすぎない)
- 解く上でのルールがはっきりしている(いきなり出てくる新しいルールはない)
まとめてみたらわかったのですが、これは「面白いゲーム」と似ていますね。
目的を把握した上で、適度な難易度とうまくやれる感を持ちながら、進めるゲーム。ルールがわかっているから、自然とテンポも良くなります。こんなゲームは、誰にとっても面白いものです。
イメージはスーパーマリオワールドとか。最近なら、スマッシュブラザーズやマリオギャラクシーになるのかな。さすが任天堂。
勉強がそんなゲームみたいになれば、確かに目がキラキラしそうです。では、指導する側はどうすればいいのでしょう。
これまた、まとめてみます。
- 褒める
- 先回りして説明(それをやっている目的の説明、またつまづきやすいポイントを前もって伝えることでできる感を引き出す。これが不要な生徒もいる)
- 教材(やる内容)の調整
- ルールをはっきりさせる(これには勉強の仕方も含まれる。ノートの書き方とか、間違えた時にどうするかとか)
ちょっとわかりにくいところを補足しましょう。
2段目に「先回りして説明」というのがありますね。「先回り」というのは、未来を見るということです。
特に、勉強が苦手な生徒はこれが苦手です。つまり、先が見えていないのです。だから、今だけに注目して、楽を求めたり、間違えることを極端に恐れたり、答えを写す等成長しないやり方で勉強をしちゃったりします。
まずはこれを変えねば目はキラキラし始めません。私たち大人が教えてあげるのです。「それってね、ここでめっちゃ役立つよ。だからとっても重要。それまでに一人でできるようにしておこうね」って。
タイミングによりますが、言葉だけでそれを腹落ちさせるのが難しい時は、実際に次やるテストの過去問などを見せることもあります。それによって「あ、今これをやっているのはそんな感じのテストで点数取るためなんだな」と納得させやすくなります。
「先回り」にはもう一つの意味があります。それは「つまづきやすいポイントを前もって伝えること」です。それをすることでできる感を引き出しやすくなりますし、「それ最初に言ってよ」なんてことがないフェアな勝負をさせてあげられます。
ただ、こちらの「先回り」は人によっては自分で気付かせて進めたほうがいい場合もありますし、絶対というわけではありません。生徒のタイプによって使い分けましょう。
大人の特権は、子どもたちよりも先が見えているということです。未来を知っているということです。そんな特権を、活用しましょうね。
さぁ、まとめのまとめです。
まとめのまとめ
以上を踏まえて、もしも授業が「面白いゲーム」化できれば、生徒たちの目は途端に輝き出します。すると、こっちも楽しくなってきます。まさに一石二鳥にも三鳥にもなりますね。
これに「面白い説明」や「楽しいコミュニケーション」が加われば、とびきりの授業になるでしょう。
ただ、調査したからといってそんな授業が100%できるかと言われれば難しさもありますが、生徒をワクワクさせられる、成績も上げられる、最高の塾になりたいものです。そのためにはまずは目指さなくちゃね。
まずは私自身がワクワクしながら、より良い授業を目指して頑張ります!
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
ワクワクする気持ちって成長には大事だ。