希望のストーリー

Paul Tripp Wednesday’s words 2022年12月7日より

　今年のクリスマスプレゼントの欲しいものリストには何が入っていますか？特に、こんなものがもらえたらいいなというものはありますか？

　自分一人では手に入れることができないようなプレゼントを考えてみてください。あるいは、あなたが子供だった頃を思い出してみてください。その頃、あなたが夢見ていたクリスマスプレゼントは何でしたか？プレゼントの包み紙を開いたとき、あなたはどんな気持ちになりましたか？あるいは、欲しかったものをもらえなかったとき、どんな気持ちになりましたか？

　なぜ子どもたちはクリスマスプレゼントにわくわくするのでしょうか？大人はなぜ、どんなものでもほしがるのでしょうか。それは、自分が望んでいること、期待していることが、自分の最大の問題を解決してくれると信じているからです。

　子どもたちは、退屈という問題を解決してくれるクリスマス・プレゼントを望みます。同じように、大人たちはいつでも、自分の「空白が埋められないという問題」を解決してくれる「空白を埋める何か」を願っています。私たちは皆、自分の「これさえあれば」のカタログを持ち歩いています。その 「これさえあれば」の向こう側にあるものは、あなたが最大の問題だと考えているものや、どこに希望を求めているのかを明らかにするものです。

　アドベントの季節は希望の物語であり、イザヤ書59章は、旧約聖書がクリスマスの希望を美しく表現している箇所です。この箇所は、私たちが希望を必要としていることを明らかにし、その希望の源となるキリストの誕生を預言しているのです。

　私たちが人生の最も重要な問題を、何とかして定義しようとします。しかし、聖書ははっきりとこう言います：私たち自身が問題である。

　「しかし、あなたの咎はあなたとあなたの神との間を隔て、あなたの罪が神の御顔を隠させ、神から聞かれないようにさせた」（イザヤ59：2、強調版）。

　あなたが神から罪を非難されたとき、その非難を否定して責任を転嫁するか、その非難を受け入れて必死に告白するか、２つの選択肢しかありません。「私たちの背きが御前で多くなり、私たちの罪が不利な証言をするからだ。まことに、私たちの背きは私たちとともにあり、私たちは自分の咎を徳知っている」（12節）。

　なぜ、イスラエルの民は告白することを選んだのでしょうか？それは彼らが希望への入り口が絶望であることを理解しているからです。決して真に救うことのできない”代替え的”な希望の源に見切りをつけるとき、私たちは”永続的”な希望の唯一の源である救い主、私たちの主イエス・キリストを追い求めるようになるのです。

　私たちの絶望に対して、神は何をされたのでしょうか。「主は人がいないのを見て、とりなす者がいないことに啞然とされた。それで、ご自分の御腕で救いをもたらし、ご自分の義を支えとされた」（16節）。

　このアドベントの季節に、誰もが希望を求めていることを思い出してください。小さなことから大きなことまで、私たちの人生は希望によって形作られ、方向づけられ、動機づけられ、そして挫折させられるのです。

　イザヤ書59章のような聖書の一節を読んで、自分の罪が最大の問題であることを思い出してください。他の人たちや、今の状況や場所ではないのです。住む場所、仕事、経済、人間関係が変わっても、最終的に解決すべきことは解決しません。

　最後に、あなたが贈り物をしたり受け取ったりするとき、救いは無償の贈り物であることを思い出してください。あなたの人生の希望は、紙に包まれて木の下や枕元に置かれているわけではありません。

　命の贈り物は、衣に包まれ、飼い葉桶に入れられ、後に別の木に掛けられるのです。「シオンには贖い主として来る。ヤコブの中の、背きから立ち返る者のところにー主のことば」（20節）。

God bless

ポール・トリップ

振り返りの質問

1. 現在、あなたの生活や家庭に不足しているもので、購入可能なものは何ですか？このアイテムを所有していないことで、どのような問題が生じていますか？このアイテムを購入することで、あなたの問題はどのように解決されますか？

2. 現在、どのような状況、場所、人間関係があなたの問題を引き起こしていますか？その状況や場所、人間関係を変えることで、あなたの生活はどのように楽になりますか？

3. あなたの究極の問題である罪と比較して、この欠けている物や困難な状況、場所、関係はどのように映るでしょうか？主の律法に対する違反で、最近どのように自分の人生を最も困難なものにしてきましたか？具体的に書いてください。

4. 最近のうち、聖霊によって罪の自覚を得たのはいつですか？あなたは何について罪を自覚しましたか？あなたはどのように反応しましたか。

5. 過去に、あなたが心を硬くし、非難を否定し、責任を転嫁しようとしたとき、どのようなことが起こりましたか？その結果、神様や他の人たちとの関係にどのような影響がありましたか？

6. 過去に、あなたが心を柔らかくし、自分を守る自分の内にいる弁護士をクビにして、聖霊の告発を受け入れ、必死に告白したとき、何が起こりましたか？このことは、あなたと神様や他の人々との関係にどのような影響を与えましたか？