転職をしてから、丸3年。
2015年4月に転職して丸3年が経ちました。
僕にとっては非常に濃密な期間を過ごしてます。
代表、人事役員、メンバーに感謝していますし、何よりお客さんに感謝しています。
きっと性格柄、「結果、すべて楽しい時間だった」というのはありますが、冷静に考えてみると厳しさや悔しさ9.9割、達成感としては0.1割といったところかと思います。
多くが自分の実力不足にあるとは思っています。
今回は備忘録兼ねて3年間主にどんなことがあったのか、書ける範囲で記載しておこうと思います。今までのブログ記事で一番長くなっちゃいそう。だけど時間を掛けないで書くので乱文になると思います。←いいわけ
2015年4月に
営業リーダー職として入社しました。
Photobackという僕も好きなサービスを運営している会社で、そこで僕は「法人営業部隊をつくる」ということで入社をしています。
部隊と言っても、大人数の営業部隊を創っていくわけではなく、法人系事業を行ったり、営業的な考え方を創っていく、というミッションでした。
入社後、すぐに困ったのは…
「何売ろう」
「パワポ、ちゃんとやったことない」
「web業界知らない」
「営業経験者ゼロ(代表以外)」
「エンジニア知識皆無」
ピンチ。
売り物を創りたかったので各所に必死に相談して「Photoback for biz」を2015年7月にスタートしました。
Photoback for Biz: https://biz.photoback.jp/
立ち上げるまで、
4月は事業構想を相談しながら5月中くらいまでに法人50社ほどをまわり、自社コンシューマーの意見などを集めました。
市場としては、後発で厳しいと感じながらも、一定の可能性と勢いで立ち上げて6月頃から営業スタート。
法人アプローチリストをgoogle検索してexcelで作り、アポイントをとるためのトークスクリプトを作り、案内するための媒体資料・提案資料を作り、契約をいただいた後の申込書を作る。支払いサイクルなどを構築する。
そして、それらすべての雛形を用意して「他の誰か」でもできるようにしていく。
大変でしたが、リスト作成やトークスクリプトは経験があったのでスラスラできました。
7月にサービスサイトOPENして9月に有料会員が30社くらいになったところで1名採用をしました。
実はセッティングした1人目の面接で「この子は確実に伸びる」と即決。周りの社員からそのメンバーに対して「厳しすぎない?」と3.4回心配されましたが、今では会社を代表する社員の1人になりました。
その後アプローチ型の営業を、問い合わせをもらって対応するインバウンド営業に変えるためにサイト改善をしたり、アライアンス用のLP制作を(つたない僕のディレクションで)外部の方に協力していただいて制作したりしまして、今ではその採用したメンバー中心に有料会員は200社を超えるところまで来ました。
その後、手を付けたのは「カスタマーサポートをカスタマーサクセスに変える」ということでした。
カスタマーサクセス:ここから
簡単に言うと、能動的な攻めのサポート。顧客の最前線に立っているサポートが事業改善に関与する、という組織です。
営業経験のあるメンバーのみを採用し、メンバーの考え方を創っていくことを行いました。
まだまだですが、以前より能動的に事業にかかわるサポートになったと思っています。
ここが2015年10月くらい。
この頃、リーダー職⇒営業部長職として舵をきることになりました。
採用したメンバーや既存メンバーに支えられ、「営業部の絆」みたいなのを感じ始めた頃で、2015年末から経営にも携わり始めました。
その後、2016年は会社の得意分野を考え当社の「印刷物を創る仕組み」を他社に展開するAPI事業を立ち上げます。
APIとは:ここから
MONO-LINKサービス連携: https://blog.mono-link.jp/api/
APIを簡単に言うと、他社に対して自社開発方法を共有することで自社に情報や収益を得る仕組みを展開する、みたいなことです。よく、アプリやWEBサービスで「facebookでログインする」がありますがあれはfacebookのAPIを活用している、みたいなイメージです。
ここでは、2013年新卒入社の営業職に途中コンバートしたメンバーが大活躍。そのメンバーも「この子も伸びる」と思いましたし、性格的に才能は元々あったと思うので、これまた鍛えに鍛え、結果才能を発揮し、沢山契約をいただきました。
ただ事業自体は、想定通りに顧客に良い価値提供はできなかったりで沢山失敗をしています。これまた自分の実力不足。
ただ、個人営業としてはこの頃大型案件契約を通じてエンジニアと多く会話をしてここらへんからエンジニアとの絆が深まっていきました。
職種超えて1つの仕事やるってとても気持ちが良かったです。
その後、2016年10月に法人顧客の声を通じて当社のAPIサービスを活用したOEMフォトブック事業を展開します。
MONO-LINKノベルティ連携:https://blog.mono-link.jp/novelty/
展示会参加などを通じて、「フォトブックをノベルティ活用する」というのを広めていきます。これは2018年4月現在も尚、認知を高めている最中です。
この2016年10月からもう1つ立ち上げて間もないサービスを引き継ぐことになります。
それがパンフレット作成事業のMEME PAPERです。
MEME PAPER: https://www.memepaper.jp/
関連記事: https://yuichi-takanashi.amebaownd.com/posts/2953996
このタイミングくらいから立ち上げた3サービス+引き継いだ事業+営業メンバー+サポートメンバーのマネジメントを行っていく上で自分がすべてを判断していく難しさを感じ始め、2016年はPhotoback for Biz、MONO-LINK、MEME PAPERに事業リーダーを立てないと回らないと思い、1名営業リーダーを採用しました。
2016年~2017年は、
2015年10月入社したメンバー+2016年10月入社メンバー+元々社内にいた2013年入社の新卒を中心にこの3名が営業+ディレクションをするチームに教育していく、これに時間をかけたと思います。
そして2018年に入り、会社のPhotoback事業を含めた全ての事業+マーケティング担当として改めてスタートを切っています。
また、新たなチャレンジをしていかないといけません。
周りの友人からは「順調だね」と言われますが、全く持って順調ではありません。
きっと話のネタとして順調風に言っているだけかと思います。
1部署の管理職としては、まぁまぁかという謙遜しない気持ちもありますが、こと経営目線になると、全く持ってまだまだ。
途中、「会社を変革するため」に今までの会社の空気と違う言動をしたりしたことで、(直接そうとは一切言われてないんですが)会社を去ってしまったメンバーもいますが、そのメンバーも僕は好きで、今も連絡くれるメンバーも多いので、またいつか一緒に働きたいと思っています。
チャレンジしては失敗し、悔しい思いをしていますが自身の直属の各メンバーにきちんと向き合って、自分のできる成長支援をしてきたことだけは自信があります。メンバーの親に直接感謝してもらって手紙をいただいたり…みたいな経験もできました。それについてはまた…
メンバーのスキルアップ支援をして、強みなどを一緒に明確にしていき、本来持っている才能を発揮させるということが育成や教育の本質だと考えていてそれを意識して触れ合っていました。
それらを僕が測る指標として「仕事が楽しいです」と言ってくれたり、自発的に考えて提案を持ってきてくれたり、何より頼もしくなっていく様子に自分もとても喜びを感じたりしてました。もしかしたら、驕ってるおじさんっぽいかもしれない。
次の3年はどんな3年になるだろう…と良い憂鬱さも抱えながらチャレンジしていきたいと思っています。