2022年11月20日 落ち葉、焚火、紙芝居。
古民家再生活性化プロジェクト! ~“おば~”たちもやって来た!~
2022/11/20
今回から集合時間は9時から10時に、冬時間に切り替えてみました。もしかしてみんなフライングぎみに早く集まるかなと思っていたら、今日も当プロジェクトらしくマイペースで35組53人の親子が徐々に集まりじわ~と始まりました。
【11月20日(日)ワークショップ・スケジュール】
●10:00~12:00頃
◎大人チーム
木タイル壁の額縁取り付け仕上げ
マグネット壁のマスキング&塗装
子どもと一緒にふすまを破る!
◎子どもチーム
古民家のゴミ箱作り(漆喰塗りで使ってた空き容器3つをリメイク)
●PM~ 古民家オープンタイム(仮称)
古民家を開放して楽しそうなこと始めてみます!
◆今ここにあるものを利用する
庭では柿の木の落ち葉集めが始まってました。いっしょに落ちてた小枝も集めて子どもたちの工作の素材にするようです。今ここにあるものを利用して無駄にしない、これもプロジェクトの特徴です。
10時すぎ、今いるみんなでぼちぼち始めましょうかと朝のミーティング。プロジェクトリーダー天満さんと子どもワークショップ担当清水さんから今日のメニュー紹介です。
真ん中の部屋で始まったのはふすま破り!
かなり古いふすま3枚を新しく張り替えようというミッションですが、ふすまを破くなんて誰も経験なし。なんだか恐る恐る穴を開けて剥がしていると中から古い新聞紙が出てきました!新聞の日付は昭和35年12月、なんと61年前!還暦過ぎてます。
ふすまの構造は結構複雑で、木枠にまず貼る紙を「胴張り」次に「下張り」最後に「上張り」で、この新聞紙は胴張りにあたるようです。
こんな昔にも(だからこそ)、今ここにあるものを利用して無駄にしない精神が息づいているようです。
そして子どもたちも参戦、何でも楽しんじゃう子どもたちは雄たけびとともに気持ちよく剥がしていきます。
あとは木枠の剥がし残しを丁寧にこそいでいきます。
みんな道具箱から便利そうなものを持ってきてはゴシゴシと地道な作業…。
キレイな木枠だけになったところでふすま破りは終了、みんな協力して後かたづけも早い。
◆アート作品できました
庭では子どもたちのワークショップ、ゴミ箱作りです。
去年の秋から始めてた漆喰の壁塗りで要らなくなった空き容器を、3種類の素材を使ってリメイクします。
素材1、布の端切れ(古民家イベントで出た残り物)
素材2、シーグラス(メンバーらが拾い集めてくれたもの)
素材3、木材(木工作の端材や庭の枯れ枝など)
などなど…すべてここにあるもの、で作っていきます。
◆洗面所も進化してます
洗面所では、前回作った額縁の取り付け。これで一年かけた木タイル壁の完成です。
あとは園児たちの作品を待つばかり…。
どんな傑作がくるか楽しみ、また報告します!
そして今まで手付かずだった洗面所の後ろの壁。ここにも秘策がありました。
「マグネットペイント」!!
特殊な塗料を使って塗るだけで磁石がひっつく壁になるというスグレもの。
塗って乾かしまた塗っての重ね塗りを3度繰り返せばOK、あとは1日以上乾燥させれば出来上がりです。
子どもたちの協力で塗装完了、午前中にプロジェクトを全て終えることが出来ました!
みなさん今日もありがとうございました。
◆紙芝居と腹話術がやってきた!!
さて今回は、午後からまだ時間がある人は自由に古民家で過ごしてくださいっていう「古民家オープンタイム(仮称)」を試験的にやってみました。
その記念すべき第一回目にご近所の婦人会(安佐南地区更生保護女性会)のみなさんが子どもたちのために紙芝居を準備してきてくれました。
紙芝居は地元安佐南区を舞台にしたオリジナルのお話、タイトルは「おば~の朝ごはん」。
そこに飛び入り参加してくれたのが腹話術の“のんちゃん”!
この“のんちゃん”、舞台裏まで追いかけられるほど子どもたちに大うけ!
紙芝居も大盛況のうちあっという間に終了、クオリティの高さに参りました。
恐るべしご近所パワー!
またこれからもお願いします!
後はこれといった決め事もなく、焚火をしたり、中国茶のお茶会が始まったり、秘密基地をつくったり、そしてあちこちから笑い声や子どもたちの歓声が…。
夕暮れまでみんな古民家を満喫していました。
さて次回は12月18日、今年最後の古民家プロジェクトです。思い起こせば昨年12月の後、蔓延防止等重点措置(そうでしたもう忘れてました)で今年の4月まで中止、それまでの空白を取り戻すように随分と古民家の再生も参加者の親睦も進んできました。
これから北側の二階建て部分の補修計画もあり、まだまだ続くこの古民家物語を今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。