イムジン河 てんこ盛り
今年2022年11月に、イムジン河新録実行委員会の製作による、「イムジン河 2022」 というCDが発売されました。このCDは、ザ・フォーク・クルセターズによる楽曲イムジン河が発売されて以来、フォークルが歌った様々なバージョンのイムジン河を1枚のCDに収録したものです。
その中の1曲、メンバーのきたたやまおさむが、こう紹介している曲があります。
”加藤和彦が自死で逝った後になってしまったが、故人の発案でパトリック・ヌジェ(Patric Nugie)がロマンチックなフランス語で歌ったバージョンが録音された。坂崎と私がメンバーとなった第四次フォークルによる『若い加藤和彦のように』というアルバム(2013年)に収録されている。”
CDは、加藤和彦が逝った後に製作されたものですから、加藤自身の歌声は入っていません。ところが、先頃、加藤自身がPatric Nugieとともに共演している貴重な映像を見つけました。
また、CDには収録されていませんが、世界の平和を願い、南北コリアと日本の子どもたちを交え歌った、加藤和彦の企画によるイムジン河の映像も見つけました。
私には、南北コリアと日本の子どもたちとの共同作業というと、忘れられないことがあります。
日本国際ボランティアセンター(JVC)という、国内でも有数のNGOがあるのですが、JVCでは、南北コリアと日本の子どもたちの絵画展を開催しています。
この絵画展を企画、実行していた、JVCの清水俊弘さんという方をゲストに招き、本当にささやかな人数の聖書の勉強会の集まりで、この企画のため北朝鮮を訪れた際の出来事を画像を交え、わかりやすく話していただきました。今だにですが、私たちにとって、近くて未知の国北朝鮮の人々の暮らしを知ることができる、まさに目からうろこというお話の数々でした。
JVC事務局長をされた清水さんは、地雷廃絶キャンペーン運営委員としても活躍されていて、このような著書も書かれています。
私は、とある事情で、1994年に、清水さんがJVCカンボジア代表をしていた当時、プノンペンを訪ねて以来、お付き合いさせていただいております。
先月の11月、次男の亮介さんがシェフとしてkotiというワインバーを山梨県韮崎市にオープンし、今は、清水さんご自身も、そちらのお店で大忙しで立ち働いています。私も、昨日12月12日にランチに行ってきたのですが、平日の昼間だというのに(ランチだから当たり前か)大盛況。同伴した妙齢のご婦人とともに、カウンターに二人で座るのが精一杯、あと数分遅ければ、しばらく席が空くのを待たなければならない程でした。まさか、韮崎市内でランチにあぶれる事態になることは思い及んでいなかったのでびっくり。
奇跡的にお客さんが少ない時に行けば、清水さんから貴重なお話を聞くこともできるかもしれませんので、国際援助・協力活動などに関心がある方もぜひ一度訪れてみてください。
ちなみに、お店で中心になって切り盛りしてるのは、マダムの由美さん。俊弘さんとは、カンボジア国境近くの、タイのカンボジア難民キャンプ支援で知り合い恋に落ちるという国際的ロマンスの末結婚。縁あって山梨県韮崎市穴山に定住することになりました。