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マヤ

ヒューマノイドロボット『RYUJI』mission2-⑦

2018.04.07 09:00

誰だ…?





ホテルのスタッフ?





寝ていたことにして、無視しようか?





更にドンドンと大きくノックした。





「登坂くん、いるのはわかってるんだ。ここを開けなさい」





アイツの…





紅  恭介の声だ…





「取り込んでるから、ちょっと待って…」





ドアに向かって声をかけると、俺はベッドから降り、隆二の下半身に掛け布団を被せた。





「恭介?やめんの…」





隆二は両手を上げて、アイツを探している。





ここからという時に…





チェーンをつけたままなんて、みみっちい真似はしたくない。





俺がドアを全開すると、憎い恋敵が足早に入ってきた。





「間に合ったようだな…」





隆二が寝ている側(そば)に立ち、金髪をひと撫ですると、相方は恭介の首に手を絡めた。





「恭介…どこ行ってたの?」





「こんなに飲まされて、この格好…」





「どうしてここがわかったんだ?」





「まさか…発信器でもつけてるのか?」





「大切な恋人なんでね」





「連れて帰るよ」





こんな状況で俺を責める風でもない…





「おい!運んでくれ」





恭介がシーツで隆二をくるみ、ドアの外に向かって指示を出した。





同伴者がいるのか?





「いや、そのまま寝かせてやってくれ。オレが出ていくから」





俺はテーブルに置いていた自分のiPhoneを手に取り、部屋を出ていこうとした。





「こんな格好にしといて…よく言えたもんだな」





恭介の言葉が胸に刺さった…





to be continued…