pp19day05
pp19の5日目、大きなフェングルとマラスが入りました。
黒の08で大胆に。
長いこと考えていて、フェングというレストランにいるときに完成したタングルで、モリーさんから電話があったので「新しいタングルができたの!」「今どこ?」「フェングよ。」「じゃあ、名前はフェングルね!」みたいなやり取りでできた、、、そうです。
フェングルに、ちょっとだけいつもと違うことをします。ということで、ちょっとずらしてSを並べて、先に描いた線の中程に向けてカーブ、さらに(水掻きみたい、と私は思いましたが)もう一本線を足して。動画をご覧ください。
「みんなが予測しないことをするから、ちょっと見ててね。」ということです。
特別複雑なことをするわけではない、ただ一本線を足す、それの繰り返しが、いつもと違う変化を足してくれますね。
三角のスペースにムーンパイを描いていきます。茶色の05で。
ムーンパイはクレセントムーンとティップル(丸)とナイツブリッジ(市松模様)の組み合わせでできたタングルです。特に難しいことはない、割と単純なものの組み合わせが、とても美しいことがわかります。
小さなデザインの中に、丸と角、塗りつぶしと線の組み合わせ、といったコントラストがあって、オーラが全体を纏めている。綺麗ですね。
ここにできている三角もいろんな三角で、同じ形の綺麗に整ったスペースではありませんが、そこに丸を入れ込む作業は「自分にも、どんな変化にも対応できる力がある」と知らせてくれる様ですね。とリックさん。
全く同じスペースに同じ形を繰り返すのではなくて、同じ決まり、手順、シーケンスで描くことを理解していれば、入れる場所、与えられた環境が違っても対応できる。とわかります。
ゼンタングルは紙にペンで描く作業、工程が人生のメタファーになっていることに気がつくと、より深く、より味わい深く楽しむことができる様に思います。
細長いスペースにはドゥーダーを。これも真っ直ぐな線の繰り返しなのに、出来上がると味わいがあります。「額縁のデザイン」とマリアさんがおっしゃってます。「ああ、あれね!」とわかる方も多いのでは。よく使われているデザインです。
名前の由来は歌のタイトルか何かみたいなのですが、私は曲に詳しくないので何度このエピソードを聞いてもピンときません。誰か詳しく教えて欲しいです。
別の場所に、マラスを描きます。
このタングルの名前はマリアさんの姉妹のお名前から2文字づつとって作られました。
マリアさんのお母さんとの思い出が語られます。子供の頃、糸やリボンが巻いてあった(当時はプラスチックじゃなくて木でできてた)巻芯をお母さんにもらって、上に何本か小さな釘を打って、糸や毛糸を巻き付けて、それを巻芯の穴から出すと、ロープみたいなものができて、それでいろんなものを作って、お母さんにあげたりして、、、どこかに山の様にしまってあったわね。みたいなお話をしながら、渦巻きがつながった絵ができていきました。
マラスはペロペロキャンデーみたいな形だな、と思ってましたが、こんな思い出に繋がっていたんですね。
これもいつもよく描かれる大きなカタツムリ、ペロペロキャンデーみたいな単体のマラスと違って、二つつながる様な形で描かれました。縞々に塗り分けるとガラガラヘビみたいです。。。
今日紹介されたのはこの二つ、私はフェングルの中が物足りなかったので、ちょっと足しました。動画の最後に本部の人たちの作例が紹介されます。それぞれ素敵ですね!