恋するロボット~ある町の郵便屋さんの物語~
【ロボットの出張先募集中】ほころびオーケストラが町の人々と共につくるまちなか劇場!
STORY
ロボットはこの町で郵便屋さんとして働いています。
お手紙を配達したり、大切なメッセージを電報にして届けたり。
そんなロボットの郵便屋さんがあのコに恋をしました。
あのコのことが気になっていつものお仕事が手につきません。みんなのメッセージを届けているのに、自分の気持ちはどう伝えたらいいのかわかりません。あのコに会ってどんな話をしていいのかもわかりません。
町のみなさんに助けてもらいながら、ロボットの恋を描く長編パフォーマンス!
⇒ロボットの物語 in 立川GREEN SPRINGS 2022 全編はこちらから
PROGRAMME
“ロボットも夢を見るんです、恋だってするんです”
人間の生活を便利にするためにデザインされたモノたちはそれよりも便利なものが出てくれば人間に使われなくなって邪魔扱いされて忘れられていきます。モノはそれに反抗するかのように壊れたり、動かなくなったり、失くなったりする。
『恋するロボット』のロボットは、そんなモノたちをかき集めて作られたロボット。電気で動かないし、二足歩行どころか直立できないし、AI搭載の自動応答もしない。1人の俳優が全身でロボットを支えて動かして喋らせて、ロボットと俳優の境界線はとてもあいまい。
そんなロボットが1日だけある町の郵便屋さんになりました。郵便も電報もその日だけのサービスで、普段なら必要のないもの、なくても誰も困らないものです。むしろ、サービスとしてはとても不完全でちゃんと役には立っていない。
けれども、その郵便屋さんがあることで、ロボットが町のどこかで生きていることで、出会ったことのない子どもたちが一緒に遊んだり、町の通り道が居場所になったり、いつもは言えないことをちょっと頑張って言ってみようという気持ちになったり…そんないつもとちょっと違う風景が町に誕生しました。
そしてロボットが恋の悩みを打ち明けると、町の人々はロボットの恋を応援してくれました。ロボットと俳優があいまいなように、物語と町の境界線もあいまいになって、町の人々はロボットが幸せになるよう一緒に考えてくれました。
もともとは見向きもされず、無用のモノでできたロボットです。気づけばロボットが夢を見てくれることで、ロボットが恋をしてくれることで、私たちも一緒に夢をみて、恋をしています。
Document
ロボットの物語に合わせて、ロボットの表情をつくりながらアソンデネ!
※推奨出力サイズはB2です
ほころびオーケストラ
川口智子(演出家)、埜本幸良(俳優)、鄭慶一(プロデューサー)の3人が、まちなかにほころぶ実演集団。多摩川河川敷に子どもたちの遊ぶ小さな野外劇場を出現させた「たまたまモンスター in 多摩市」実施により、2022年8月結成。演劇/劇場の手法を使いながら、仕掛人たちと共に町/劇場を遊び・越境し・ほころぶワークショップやパフォーマンスを企画・実施します。『恋するロボット』地球上のどこにでも出張可能!
お問合せは⇒info.tomococafe@gmail.com
[上演記録]
日時:2022年12月27日(火)13時~17時15分
会場:GREEN SPRINGS 《TELEPHONE AFTER ALL》
入場無料・予約不要
企画・構成:ほころびオーケストラ(埜本幸良、川口智子、鄭慶一)
□パフォーマンスは13時から30分間隔で上演
(13:00 / 13:30 / 14:00 / 14:30 / 15:30 / 16:00 / 16:30 / 17:00 開始、各10分)
□ロボット郵便のメッセージお預かりサービスは13時~16時まで受け付け予定
主催:URBAN KNIT
協力:株式会社立飛ストラテジーラボ、スパイラル/ワコールアートセンター