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「かゆみ」コラム 〜愛知県春日井市 みやこ内科クリニック〜

「肌荒れが」先か「かゆみ」が先か?

2018.04.06 02:39

「肌荒れ」が先か「かゆみ」が先か?

「肌荒れ」になってから「かゆみ」が起こるのか?

「かゆみ」が起こって、かくから「肌荒れ」が起こるのか?


この研究をされた方がいます。

サイエンスポータル(2017年3月3日掲載)

「アトピー性皮膚炎の痒みスイッチ「EPAS1」タンパク質発見」によると。


「アトピー遺伝子」を持ったマウスを2匹用意。

「かゆみ」反応をするマウスから検出されたタンパク質「EPAS1」

これを体内で作られなかったら、「かゆみ」は起こらないと考え。

1匹は「EPAS1」が体内で作られる普通のマウス。

もう1匹には「EPAS1」が体内で作られないようにしたマウス。


結果どうなったのか?

かゆみがあるマウスはかいて皮膚がボロボロになったけど。

かかなかった方は、普通のマウスと変わらなかった。


このことから何がわかるのか?

「アトピーの素養があっても、かゆみがなければアトピーが発症しない可能性がある」ということ。


「かゆみ」が起きて、かいたら「肌荒れ」を起こす。

「かゆみ」をコントロールすることができれば。

アトピー性皮膚炎の「肌荒れ」がなくなるのであれば。

これはアトピー性皮膚炎の悩みである

「かゆみ」と「肌荒れ」の二つが解決します。


現在アトピー性皮膚炎で悩んでいる方もこれは有効だと考えます。

「かゆみ」をコントロールしてから「肌荒れ」治療をする。

この順番で行えば、アトピー治療も効果が期待できます。

みやこ内科クリニックでは「かゆみ」を体の中から抑えて。

抑えている間に、かかないようにしてから肌荒れを治療しています。


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