FIT CROSSTAR|待ちにも山にも合うSUV風フィットクロスター
目指したのは「心地よさ」ぬくもりあるデザインも◎
従来のホンダ車とはひと味違う価値観のもとに開発された4 代目フィット。今モデルはシンプル仕様の「ベーシック」、コンフォート仕様の「ホーム」、スポーティ仕様の「RS」、アクティブ仕様の「クロスター」、最上位仕様「リュクス」の5タイプの個性を用意しているが、その中でも異色の存在として高い人気を誇るのがクロスターだ。
クロスターは、他の4タイプとは大きく一線を画し、先代「クロススタイル」よりもさらに踏み込んだ差別化を図っている。専用の前後バンパーやグリル、クラッディングを装着して全長を拡大したほか、ひと回り外径が大きいタイヤ&専用アルミホイールを装着。また最低地上高を他の4タイプより高くし、大きな段差やラフロードでも下回りをヒットしにくいよう配慮し、走破性を高めている。
エクステリアはアウトドア感を高める演出。前後バンパーやグリル、ホイールアーチやサイドシルなどをブラックのパーツでタフなイメージとし、インテリアは、シートとインパネのソフトパッドに撥水素材が使われている。前席には、快適なかけ心地と疲れにくさを追求した新開発の「ボディースタビライジングシート」が採用されている。
街を走るだけでなく〝アウトドアにも使いたい〞。SUV車を購入したいけど、〝価格が気になる〞という人にはピッタリの1台と言えるだろう。
▼ホンダ・フィット1.5 e:HEVクロスター SPECIFICATION
全長×全幅×全高:4090×1725×1545㎜
車両重量:1200㎏
ホイールベース:2530㎜
エンジン種類:水冷直列4気筒DOHC16バルブ+モーター
総排気量:1496㏄
最高出力:98ps(72kW)/5600~6400rpm
最大トルク:13.0kgf・m(127N・m)/4500~5000rpm
WLTCモード燃費:27.2km/L
サスペンション前:マクファーソン式
サスペンション後:車軸式
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
ブレーキ後:ディスク
タイヤサイズ:185/60R16 86H
乗車定員:5名
▼ホンダ フィット(現行モデル)
相場価格
R2~R4年
138~257.9万円
(Mj-net調べ 2022年12月10日現在)
現行フィット全体の相場観は上記の通り。クロスターは人気高ゆえにやや割高感はあるが、高年式モデルでは他グレードと相場の開きはそれほど大きくない。
▼ホンダ フィット 変遷
H13年6月 初代フィットがデビュー
H19年10月 2代目フィットにモデルチェンジ
H25年9月 3代目フィットにモデルチェンジ
R2年2月 現行フィットにモデルチェンジ。個性の異なる5タイプを用意
R2年11月 一部改良並びに20周年特別仕様車「Casa」、「Maison」を発表。
「e:HEV Modulo X」を追加
R4年10月 マイナーチェンジを正式発表パワートレインの変更や
「Honda SENSING」機能強化
▼INTERIOR
視界、視認性に優れたインパネデザイン
運転ストレスを軽減するシンプルで見やすいインターフェイス。パノラマ視界を引き立てるインパネデザイン。
▼ENGINE
優れた燃費性能を発揮するハイブリッドユニット
ハイブリッド車は、1.5LアトキンソンサイクルDOHC i‐VTEC+2モーターハイブリッドエンジンを搭載。優れた燃費性能を発揮する。
▼RUNNING
軽快な走りアウトドアでの利便性も向上
走りの軽快さに加え、最低地上高を通常のグレードより高く設定し、アウトドアでの利便性を高めている。
▼UTILITY
豊富な容量、使い勝手などラゲッジスペースも◎
テールゲートは、開口幅の拡大により、積み降ろしのしやすさを向上。多彩なシートアレンジにより、積載量も大きく変化。使い勝手は◎だ。
▼EXTERIOR
コンパクトながらSUVルックでタフさ演出
街にもアウトドアにもぴったり合うクロスター専用のエクステリアデザイン。コンパクトでありながら、クロスオーバールックでタフなイメージを高めている。専用色のサーフブルーを含む全8色をラインアップ。ブラックと組み合わせたスタイリッシュな2トーンカラーも用意。