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FIT CROSSTAR|待ちにも山にも合うSUV風フィットクロスター

2022.12.16 05:41

目指したのは「心地よさ」ぬくもりあるデザインも◎

 従来のホンダ車とはひと味違う価値観のもとに開発された4 代目フィット。今モデルはシンプル仕様の「ベーシック」、コンフォート仕様の「ホーム」、スポーティ仕様の「RS」、アクティブ仕様の「クロスター」、最上位仕様「リュクス」の5タイプの個性を用意しているが、その中でも異色の存在として高い人気を誇るのがクロスターだ。

 クロスターは、他の4タイプとは大きく一線を画し、先代「クロススタイル」よりもさらに踏み込んだ差別化を図っている。専用の前後バンパーやグリル、クラッディングを装着して全長を拡大したほか、ひと回り外径が大きいタイヤ&専用アルミホイールを装着。また最低地上高を他の4タイプより高くし、大きな段差やラフロードでも下回りをヒットしにくいよう配慮し、走破性を高めている。

 エクステリアはアウトドア感を高める演出。前後バンパーやグリル、ホイールアーチやサイドシルなどをブラックのパーツでタフなイメージとし、インテリアは、シートとインパネのソフトパッドに撥水素材が使われている。前席には、快適なかけ心地と疲れにくさを追求した新開発の「ボディースタビライジングシート」が採用されている。

 街を走るだけでなく〝アウトドアにも使いたい〞。SUV車を購入したいけど、〝価格が気になる〞という人にはピッタリの1台と言えるだろう。


▼ホンダ・フィット1.5 e:HEVクロスター SPECIFICATION

全長×全幅×全高:4090×1725×1545㎜

車両重量:1200㎏

ホイールベース:2530㎜

エンジン種類:水冷直列4気筒DOHC16バルブ+モーター

総排気量:1496㏄

最高出力:98ps(72kW)/5600~6400rpm

最大トルク:13.0kgf・m(127N・m)/4500~5000rpm

WLTCモード燃費:27.2km/L

サスペンション前:マクファーソン式

サスペンション後:車軸式

ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク

ブレーキ後:ディスク

タイヤサイズ:185/60R16 86H

乗車定員:5名


▼ホンダ フィット(現行モデル)

相場価格

R2~R4年

138~257.9万円

(Mj-net調べ 2022年12月10日現在)

現行フィット全体の相場観は上記の通り。クロスターは人気高ゆえにやや割高感はあるが、高年式モデルでは他グレードと相場の開きはそれほど大きくない。


▼ホンダ フィット 変遷

H13年6月   初代フィットがデビュー

H19年10月   2代目フィットにモデルチェンジ

H25年9月   3代目フィットにモデルチェンジ

R2年2月    現行フィットにモデルチェンジ。個性の異なる5タイプを用意

R2年11月   一部改良並びに20周年特別仕様車「Casa」、「Maison」を発表。

       「e:HEV Modulo X」を追加

R4年10月   マイナーチェンジを正式発表パワートレインの変更や

       「Honda SENSING」機能強化


▼INTERIOR

視界、視認性に優れたインパネデザイン

運転ストレスを軽減するシンプルで見やすいインターフェイス。パノラマ視界を引き立てるインパネデザイン。


▼ENGINE

優れた燃費性能を発揮するハイブリッドユニット

ハイブリッド車は、1.5LアトキンソンサイクルDOHC i‐VTEC+2モーターハイブリッドエンジンを搭載。優れた燃費性能を発揮する。


▼RUNNING

軽快な走りアウトドアでの利便性も向上

走りの軽快さに加え、最低地上高を通常のグレードより高く設定し、アウトドアでの利便性を高めている。


▼UTILITY

豊富な容量、使い勝手などラゲッジスペースも◎

テールゲートは、開口幅の拡大により、積み降ろしのしやすさを向上。多彩なシートアレンジにより、積載量も大きく変化。使い勝手は◎だ。


▼EXTERIOR

コンパクトながらSUVルックでタフさ演出

街にもアウトドアにもぴったり合うクロスター専用のエクステリアデザイン。コンパクトでありながら、クロスオーバールックでタフなイメージを高めている。専用色のサーフブルーを含む全8色をラインアップ。ブラックと組み合わせたスタイリッシュな2トーンカラーも用意。