ZIPANG-6 TOKIO 2020チームラボがアブダビに新設する、1万7000平米・高さ20メートルの巨大アート空間「teamLab Phenomena Abu Dhabi」の建設が25%完了
チームラボは、アブダビ文化観光局とデベロッパーのミラル社と共に、アブダビ(アラブ首長国連邦)で大規模なアートプロジェクト「teamLab Phenomena Abu Dhabi」(チームラボ フェノメナ・アブダビ)を推し進めています。
teamLab Phenomena Abu Dhabi は、ルーヴル・アブダビ、グッゲンハイム・アブダビなどがあるアブダビ文化中心地に、2024年竣工予定 © DCT Abu Dhabi
アブダビ(アラブ首長国連邦)のサディヤット文化地区に建設中の teamLab Phenomena Abu Dhabi © DCT Abu Dhabi
同プロジェクトは、チームラボの新たなコンセプト「Environmental Phenomena」(環境現象)をテーマにした作品群による、全く新しいアート体験です。延床面積1万7000平米、天井高最大20メートルの巨大空間で、このたび建設の25%が完了しました。
teamLab Phenomena Abu Dhabi が位置するのは、ルーヴル・アブダビやグッゲンハイム・アブダビ(2025年完成予定)などが並ぶ、アブダビの文化中心地であるサディヤット文化地区。竣工は2024年を予定しています。
teamLab Phenomena Abu Dhabi の建築 © DCT Abu Dhabi
teamLab Phenomena Abu Dhabi は、新しい作品を含む、チームラボの大規模な作品群で構成されます。空間は人々の参加や行動によって有機的に変化し、来場者は変化していく世界へ没入し、身体で体験していきます。
teamLab Phenomena の最大の特徴は、環境と、それによって生み出される様々な現象にあります。環境が現象を生み、環境がその現象の構造を安定させ、安定した現象が作品の存在をつくる——。石ころや、これまで人間がつくってきた、それ自体で安定的な構造をもつものとは異なり、teamLab Phenomena の作品は作品自体では存在せず、環境がつくる現象によってその存在がつくられています。
アブダビ文化観光局長のモハメド・ハリファ・アル・ムバラク閣下が来日、teamLab Phenomena Abu Dhabi で公開される作品の実験現場を視察 © DCT Abu Dhabi
海からの眺め・・・
teamLab Phenomena Abu Dhabi の建築 © DCT Abu Dhabi
環境現象は、これまで存在の構造を担っていた物質から解放され、日常的にありふれた空気や水、光なども環境によって特異な現象となり、その現象がアートの存在となります。そして、その存在の境界は曖昧で連続的です。人々が作品を壊したとしても、環境が維持される限り、作品は存在が維持されます。逆に、環境が維持されない時、作品は、消えてなくなってしまいます。その結果、人々の意識は、存在そのものから環境に広がっていくとチームラボは考えています。
石ころは、外界から遮断され密封された箱に入れても存在し続けますが、生命は、そのような閉じた箱に入れられると存在を維持できません。 生命もまた、環境によってつくられている存在なのです。生命は、開いた世界の中で、連続する流れの中に生まれる奇跡的な現象なのかもしれません。
チームラボ
その活動について
エストニア・タリンのクム美術館でチームラボの個展がオープン。
波が連続して繋がっていく海と、花々が移ろいゆく作品群を展示。
エストニア・タリン クム美術館
アート集団チームラボは、北欧最大級の美術館であるエストニア・タリンのクム美術館にて、11月11日(金)に個展をオープンしました。
クム美術館は、18世紀以降のエストニア美術の膨大なコレクションを所蔵し、2008年には欧州最優秀美術館賞(The European Museum Forum=EMF)を受賞した、エストニアを代表する美術館です。
チームラボ《teamLab:Impermanent Flowers Floating in a Continuous Sea》 ©️チームラボ
「teamLab: Impermanent Flowers Floating in a Continuous Sea」と題した本展では、全てが繋がっている一つの連続した海の中で、花々が誕生と死を繰り返しながら、増殖していく作品群を展示します。
来場者は、作品空間に身体ごと没入し、自分と作品との境界のない世界を体験します。チームラボは、本展を通して、自分と世界との間にある境界の認識を揺るがし、私たちと世界との連続的な認識を模索します。
会期は、2023年5月7日(日)まで。
チームラボ《増殖する無量の生命》©チームラボ
本展では、この他に、燃焼する気体の流れによって描いた線の集合で炎を描く作品《憑依する炎》も展示します。
この作品は、来場者がアプリ《Distributed Fire》を持って作品の炎に近づくことで、スマートフォンに炎がともり、作品を持ち帰ることができます。
持ち帰った炎は、他の人のスマートフォンに近づけると、同じように炎がともり、炎をつなげることができます。
炎を誰かにつなげ、その炎がまた他の誰かにつながっていくことで、炎は、世界中に広がっていきます。
作品は、人々のネットワーク上に分散して存在し、分権型のアートとなっていく時、オリジナルが消滅しても存在し続けます。
チームラボとは
東京・豊洲で開催された超巨大没入空間「チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com」
アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、そして自然界の交差点を模索している国際的な学際的集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。
チームラボは、アートによって、自分と世界との関係と新たな認識を模索したいと思っている。人は、認識するために世界を切り分けて、境界のある独立したものとして捉えてしまう。その認識の境界、そして、自分と世界との間にある境界、時間の連続性に対する認知の境界などを超えることを模索している。全ては、長い長い時の、境界のない連続性の上に危うく奇跡的に存在する。
チームラボの作品は、ロサンゼルス現代美術館(ロサンゼルス)、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(シドニー)、南オーストラリア州立美術館(アデレード)、サンフランシスコ・アジア美術館(サンフランシスコ)、アジア・ソサエティ(ニューヨーク)、ボルサン・コンテンポラリー・アート・コレクション(イスタンブール)、ビクトリア国立美術館(メルボルン)、アモス・レックス(ヘルシンキ)に収蔵されている。
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使
協力(敬称略)
紅山子(こうざんし)
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森ビル 自然動物園
ZIPANG TOKIO 2020「 世界に類を見ない空間、全く新しい世界! MORI Building DIGITAL ART MUSEUM :EPSON teamLab Borderless 」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/4333469
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ZIPANG-6 TOKIO 2020 (VOL-6)
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