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kojinkai

素直な小学生にニコニコな上級生。

2022.12.17 01:00

4年生に、日本各地の冬の様子を

話している最中、本当素直に

あれこれ意見を述べる4年生に、

自習にきていた上級生たちは

そのフレッシュさにニコニコ。


そう、この学年はまさにこれから!

多岐にわたる学問が始まり、

私の発想のDNAを植え付けてゆきます。


私は知識も教えますが、

一番教えたいのは、考え方の

出発点と、思考の歩みです。



大切なことを言いますと、


全力で今知っていること、

今考えていることを

アウトプットする感じは

フレッシュに思えますから、

上級生の口元も緩みますが、

それはどの学年の学びのあり方にも

共通してあるべき感覚なのかな、と。



どこかここら辺で

落とし所を、と思うと、

不思議と伸びなくなるんですよね。

別に全力を出せ!勉強時間を

伸ばせ!1ページでも多く解け!

とかはないんですよ。


ただ、普段からふと授業で習ったことを

思い出して考え直してみるような、

自然な学問的な営みがある、

という恒常的に学ぶ感覚が

芽生えるかどうかが大切かな、と。


興味関心、方法、努力。

この中でも最もパフォーマンスに

影響を与えるのは興味関心です。

次に方法。意外かもしれませんが、

方法指導っていうのは

意外と行われていなくて。

学校の先生でも、

「このような方法で」ときちんと

教える先生のクラスの学びは

安定しがちです。

そして、努力っていうのは、

結局、ちゃんと身につけたいなと

思った人間が自然にとる、

やりたい気持ちと正しい方法が

噛み合った中で生まれる

動きに過ぎないというか、

副産物のようなものなのかなと。



成績が上がらない、というときには、

まず、その面白さが分からない、

というのが最初の壁。

次に、自ら分かるようにするための

方法が分からないというのが

2番目の壁。

できないことをできるようにしろ!

とにかく努力しろ!というのは、

遠回りな発想であり、人の

興味関心を奪いがちです。



何が面白いのか分からないが

とにかく気合いと根性!

いっぱい書く!適当でもいいから

いっぱい解く!みたいな

わけわかんない発想に帰着して、

結果が出ないままその気持ちは

空中分解している子は

結構たくさん見てきました。



私は今、このフレッシュな

4年を相手に、来年度から

本格的にテコ入れをし、

方法伝授を行います。

教えた内容のどこが面白いのかを

丁寧に指導し続けて、

共有してゆきます。


それで、この学年がどう育つのか

とても楽しみにしています。