DX事例/音声入力で業務時間を高速にする方法
IT介護支援室・代表、林です。
お世話になっています。
有料老人ホームあんしん村の介護の現場では、電子カルテを使っているのですが、入力を早くするために、、音声入力を活用しています。
音声入力のメリット・デメリット
メリット:
・簡単に素早く入力できる
・キーボードを使わないので誰でも出来る
・共有や伝達が早い
デメリット:
・精度が十分でない、80~90%程度
・人前で行うには照れる(笑)
・クラウドや端末など環境に依存
などがあげられるでしょう。
介護の現場で活用できる、音声入力と言えば、
・事務所や電話内容を手書きからクラウドへ
・日々の介護の記録を入力する場面
・担当者会議やモニタリングの文字起こし
などが考えられるので、それぞれでも出来れば、仕事の効率が上がるので、おすすめです。
あんしん村での取組(1)事務所の伝言内容をクラウドへ
・電話メモを手書きで残す
そんなことをしていませんか?
これは、
・外出が多い私にとって、事務所に戻らないとわからないということや、
急ぎ・急ぎでない内容についても電話をせねばならず、ストレスになっていました。
そのため、
・Slackの電話メモに登録を徹底しました
これはペーパレスにも共通することですが、Slackにしたことで、アプリやipad・iphoneといったパソコン以外からでも入力でき、音声入力やテキスト入力が出来るようになりました。
Slackについては別途別記事で書きますが、チャンネル毎にメールアドレスを設定するので、各種問合せやメール受信を見ることも出来ます。
あんしん村での取組(2)日々の記録を音声入力
電子カルテはFileMakerを使用しています。ipad版のFileMakerGOを使用して開き、
バイタルサイン(血圧上下・脈拍・体温)
日々の記録
を音声入力しています。
ipadのマイクボタンを押して
「128/80/70/36.5」 ※/はスラッシュ
と音声入力し、「変換・次へ」ボタンで
血圧(上)=128
血圧(下)=80
脈拍=70
体温=36.5
の値をセットしてくれる、というもの
5を号に、1を日に、と誤変換もあるので、そこは自動変換機能を入れてもいいかなと思います。
他の記録は文章で入るので、キーボードやスマホ入力よりも、、、音声入力の方がかなり高速です。
あんしん村での取組(3)ケアマネージャの支援経過を音声入力
ただでさえアポ取って訪問し、事務所に戻ってからキーボードで入力すると、、、、モニタリングは1日3件が限度、ということもあるでしょう。
しかし、はやしの場合は高速です。
モニタリングの内容をSlackに音声入力し、事務所に戻ってからコピペで電子カルテに入力、誤字脱字を修正します。
これは「音声入力は恥ずかしい」と言われるので、利用者宅を出たあとの車内で一人で行えば、、、恥ずかしくありません♪
よくよく見ると、誤字脱字がたくさんありますから、コピペしたあとで修正します。
音声入力するためのツール
パソコン上での入力は適しませんから、ipadやiphone、スマホでの入力をおすすめします。
パソコン上で行うとすると、、、
「ディクテーションのソフトを設定し、音声用のマイクを準備し、いざ行うときはミュート解除して・・・」
なんて手間が発生するので。
ipadやiphoneであれば、キーボード横のマイクボタンで完了!というわけ。
Slackじゃなくてもいい
また、Slackじゃなくても、おすすめなのは、
・Google Keep
・チャットワークなどビジネスチャット
・自分だけのLINE
・自分だけのFacebookメッセンジャー
など、クラウド上で入力できるものは多々あります。
これをパソコン上でも設定しておけば、Slackでなくてもいいのです。
音声入力は仕事が早くなる!
と間違いなく言えます。