某出版社からの怪しい「出版しませんか?」というお誘いをいただきました
こんばんは、Jayです。
実は数か月前に某出版社さんから「出版しませんか?」というお話をいただきました。(厳密にはここのメッセージで)
こういうメールを頂くと嬉しい気持ち半面、“ここの会社はどんな会社だろう?”と探りを入れています。
そして調べていくうちに嬉しい気持ちは消えていき、“怪しい、怪しすぎるぞ~!”という気持ちが膨らんでいくばかり( ̄▽ ̄;)
結局この出版社の件は承諾する事はなかったのですが、私が何を怪しく感じたか書きたいと思います。
・「今まで出版した事ない人を対象にしているのにホームページには何冊も書いている人の本ばかり」
メッセージに「まだ出版した事ない人を対象にしています」と書かれているのを見た時に“まだチャンスをもらっていない人を対象にするのは素晴らしい”と思ったのと同時に“未経験の人を対象にしているという事はまだその分野の経験はないから騙しやすいと言えば騙しやすい”とまず私のレーダーがここで反応しました。
そして掲載されていたホームページの出版実績を見ると初めての人のではなく何冊も出版している人の本だけでした。
もし初めて出版する人を対象にするのなら実際に初めて出版した人の本が掲載されていてもいいはず。
・「出版している本のジャンルは決まっている」
ミステリーやSFなど本のジャンルは様々ありますが、そこが出版している本のジャンルは1種類のみ。
そしてそれは“英会話”や“語学学習”ではない。
私が本を出版させていただくとしたらジャンルは英会話(語学学習)でしょう。
しかしホームページに載っていた本は英会話は1冊もないどころか決まったジャンルのみ。
・「送り主の名前が名字のみ」(〇〇出版△△部 名字)
これは日本文化と私の違いかもしれませんが、仲良くもなっていないしましてや初めてビジネスのメールを送る相手に自分のフルネームを言わないのは変。
もし「サトウさん」など多い名前なら会社に複数いて混乱を生じさせてしまいかねません。
・「最初のメッセージでは特に書いていなかったけど調べていくうちに“自費出版なの?と思わせる内容に」
メッセージではまったく“自費”出版の文字(もしくは“一部費用を負担してもらいます”など)はなかったのですが、ホームページを調べているうちに段々と“これって自費出版なの?”と思わせるようになってきました。
出版業界には詳しくないですが、祖父が以前自費出版をした事があります。
しかし店頭販売目的ではなく親戚や知り合いに配っただけだったような。
ですので私のイメージでは“自費出版=非営利目的(もしくは少し)”なので“えっ、何で?”と疑念が深まります。
・「ホームページに会社の住所や電話番号がない」
ホームページをくまなく探したのですが住所や電話番号がどこにも載っていません。
これでは連絡手段はメッセージのみとなってしまいます。
ここで私の怪しさレーダーはかなり反応していましたが、念のため相手に住所と電話番号を聞きました。(もちろんメッセージでw)
・「日本図書コード管理センターに登録されていない」
先ほども申しましたが、出版業界の事は素人で詳しくはわかりませんが、出版会社なので業界に登録しているのかなと思い“日本図書コード管理センター”で会社名を検索してもヒットしません。
登録する必要はないのかもしれませんが、ますます怪しい…
・「送られてきた住所はレンタルオフィス」
問い合わせをしたら電話番号と住所を教えていただきました。
電話は固定電話の番号でしたが転送を使えばどこの電話でも使えると思うのでここは置いておきます。
住所をググってみたらそこはレンタルオフィスを提供するビルでした。
しかもその会社は設立して何年も経ってすごい販売実績を謳っています。
“節約のため”と言われればそれまでですが、何年もやっているのにレンタルオフィスなら“いつでも逃げられる”と私は考えてしまいました。
以上です。
もしかしたら真っ当な会社なのかもしれませんが、小心者の私には怪しく思えたので出版はやめさせていただきました。
「出版しませんか?」と言われるなど嬉しい事が起きたり「息子が会社の金を使い込んで立て替えてほしい」などビックリする事など、平常心が失われた時こそいったん落ち着いて確認をしましょう。
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Have a safe evening