いい日旅立ち
山口百恵、続きます。
1978年、作詞・作曲:谷村新司、唄:山口百恵。手元CDは前投稿と同じ。作譜は、変ロ短調、BPM100、ピアノ、e-ベース、ドラムス、stringsの編成で。
市販譜も手元にいくつかあり、実はピアノ独奏用のものもありました。本投稿のそもそもの趣旨は、ピアノ独奏用の市販譜がない曲をピアノ独奏用に作譜するということだったはずです(が、ピアノトリオ+特別招待楽器の編成に拡大)。そうなると、投稿予定曲もあとわずかとなった今、すでに投稿済みでピアノ独奏用市販譜もある曲も再度作譜しようかと。
ともかく、イントロから。
F|F7|E♭m7|A♭7|D♭M7|G♭M7|Cm7-5|F7|B♭m|F7|B♭m|F7|
1~2小節目はコードを付けるべきなのか。そして、その後はトランペットの滔々と唄うような哀愁メロディー。
主題は、
B♭m|F7|B♭7|E♭m|A♭7/C A♭7|D♭ B♭m|Cm7-5 Cm7-5/G♭|Fsus4 F|
B♭m|F7|B♭7|E♭m|A♭7/C A♭7|D♭ B♭m|C7 F7|B♭m B♭7|
今度はボーカルで哀愁たっぷりに。favorが満載! 強いて言うと主調B♭mがきらりとB♭7へメジャー化する、3、11、16小節目かな。
サビは、
E♭m|A♭7|D♭ A♭m/B|B♭7|E♭m E♭m/D♭|Cm7-5|F7|F7|
やはり(珍しく)ここでしょうか、my best favor は。特に、3~4小節の半音階段下降。
そして主題が再現されますが、
B♭m|F7/A|B♭7/A♭|E♭/G|E♭m/G♭ A♭7|D♭ A♭/C B♭m|C F7|B♭m|
コードの基音が変わったり(2~3小節)、一部コードが変更されたり(4~5小節)、コードが細分化されたり(6小節)と、なかなか変化に富んでいます。なかでも、B♭→A→A♭→G→G♭(1~5小節)の半音階段下降や、D♭→C→B♭(6小節)の短く細かい階段などが心を捉えます!?
間奏がまたトランペットの哀愁で、
G♭ A♭|Fm7 B♭m|E♭m7 F|B♭m B♭m/A♭|E♭/G G♭|F7|B♭m|F7|
素晴しい。
今回、ピアノ独奏市販譜におおいに助けられ?ましたが、そのせいか全体的に素晴らしい仕上がりに。これでは作譜する意味がない! と、なりそうですが。いや、やはり曲そのものが秀逸なのでしょう。