台湾でコロナに初感染。療養記録②こんな苦しいのに軽症なの…?
簡易キットでの抗原検査の結果、陽性が疑われ、オンライン診察の結果、コロナ感染が確定したがぁこさん。
一人暮らしで介護人無しの危機も、アパート階下に暮らす大家さん一家のご協力によりクリア。
この時すでに11月14日から始まった新しい規定が反映されていたため、感染確定判定を0日目として、翌日から5日間の自宅療養に突入した。
この期間中は完全に外出不可で、こっそり外に一歩でも出たら法令により高額な罰金が科せられる。
6日目からは自主防疫(自主健康管理)期間となり、陽性でも陰性でも外出可能になる。
陽性確定日(0日目)
最初のオンライン診察の日には熱はあるけど咳や鼻水はなく、のどが痛いかな、くらいだったのだが、薬を飲んだにもかかわらず、時間を追うごとにのどの痛みが増してきた。
自宅療養1日目
朝目が覚めた時には声が出なくなっていた。頑張れば話せるがゼイゼイして声もガラガラで変な音になる。つばも飲み込めないくらい、のどが腫れて痛い。
熱を測ると38度から下がってない。起き上がるのもつらいし、頭もフラフラする。
ふとスマホを見ると、何件も続けてショートメッセージを受け取っていることに気が付いた。
開けてみると、衛生福利部からの「隔離通知書」、すなわち「感染者は隔離情報の報告を記入して送信せよ」というお知らせだった。
記入内容の中に、隔離場所の住所を「〇〇区△△里」と書くところがあって、自分が住んでるアパートの通り名は知ってるけどなんて言う名前の里とか知らんがな……と、住所で検索したりと、熱で頭がぼんやりするなか、頑張って記入して送信。
これでやっといったん眠れるかと目を閉じると、今度は電話がかかってきた。
衛生福利部と保険署と区役所となんとか里からだったかな、午前中にあちこちの役所から合計4回も電話がかかってきたのだ。
聞かれた内容はだいたい同じで、隔離通知書を送信したかとか、通知書にも記入した氏名、性別、結婚の有無、隔離先住所、同居者の有無、などを逐一確認された。
行政が気にしてくださってとてもありがたいことではあるのだけども、この時の私は熱でうなされ、のどが腫れて声も出しにくい苦しい状態で、話すのも起きてるのも非常に苦しく、本当に具合が悪かったので、大変ありがたくはあるけれど、正直申し上げて早く休ませてほしいし有難迷惑であった。せめて返信した隔離通知書の内容を確認してから1本の電話で済ませてほしかった……。
この日は喉が腫れてつばが飲み込めなかったが、お粥やにゅうめんはまだ食べることができた。
午後には大家さんが葉物野菜やヨーグルト、ポカリスエットなどを買ってきてくださって、本当に助かった。
しかし夜遅くなるにつれて喉の腫れがさらにひどくなり、本格的につばも飲み込めなくなった。
自宅療養2日目
昨夜から明け方にかけて、喉の腫れがますますひどくなり、飲み込めないつばが口にたまり、常にティッシュでつばを受け取ってゴミ箱に捨てる必要があるため眠れなかった。
喉を触ると、普通ならのどの場所の皮膚を触ると中は硬いと思うのだが、この時はなんだかブヨブヨしているように感じた。やはり腫れているのか。
普通に横になると口にたまったつばで窒息しそうになるため、バスタオルなどでクッションを作り、常に半身を起こした状態でいるため体が休まらない。
鼻から息はできるものの、のどが腫れあがって詰まった状態で非常に苦しい。
こんな苦しいのは人生初、くらいの苦しさと喉の痛さだった。
こんなに苦しくても軽症なのよね……中程度っていったいどんな苦しみか想像もできない。
熱も相変わらず38度あり、昨日とこの日布団の中にいると滝のような汗で気持ちが悪い。
体力を消耗するとわかってはいたが、拭けども拭けども汗が流れて逆に体が冷えそうだったので、気合で起きて一度熱いシャワーを浴びた。熱いお湯を体にかけるととても気持ちが良くて、なんか少しほっとした。
しかしシャワーは分かってたけど体力使うわけで。着替えてすぐに倒れる。
朝軽く食べてから薬を飲んだにもかかわらず、喉がヤバいし熱も下がらないため、朝イチで診療所にラインで現在の症状を訴えたところ、午前の診療開始後すぐにオンラインでドクターに見てもらうことができた。
しかし、声がほとんど出ないので、無理やり囁くように話を聞いてもらい、結果、もっと強めの薬を出してもらうことになり、就寝時用の薬も別に出してくださることになった。
ドクターによると、恐らく3日目(明日)には熱が引いてくるだろう、とのこと。
オンライン診療後にスタッフの方にのどの炎症をおさえるスプレーを勧められ、そちらも追加購入することになった。
状況を大家さんに伝えたところ、またしても昼休みに仕事を抜け出して薬を受け取って届けてくださった。大家さんは本当に神様仏様。感謝しかない。
追加のポカリスエットも何本か買ってきてくださって、本当に助かった。
この日はのどが腫れ過ぎててちょっとでも固形だと食べるのがつらかったため、ひたすら水で薄めたポカリと日本のお友達が以前に送ってくれたフリーズドライの味噌汁を飲み続けた。
大家さんが届けてくださった新しい就寝時用の薬が効いたのか、この日の夜は薬が効いている間はとぎれとぎれではあるが、体を起こした状態でも少しは眠ることができた。
自宅療養3日目
昨日ドクターがおっしゃったとおり、この日、体温が37度台に下がった。
のどの痛みもだいぶ治まり、代りに咳とたんの嵐となったが、ラインで診療所に質問したところ、スタッフの方がドクターに話を聞いてくだ去った結果、これは回復に向かってるとのことで一安心。
とろけるほど煮込んだにゅうめん程度なら食べられるように。
普通に寝るとたんがのどに詰まりそうなので、引き続き半身を起こした状態で休む。
ただ5分おきくらいに盛大な咳と共に緑色っぽいたんがでるため、ティッシュでうけるのをやめて、ベランダの流しに吐き出しに行く形に変更した。
自宅療養4日目
咳とたんがものすごく、のどがますますやられて完全に声が出なくなった。
ただ、体は回復に向かってるらしく、うどんくらいなら食べられるように。
咳とたんと、その処理方法は昨日と同じ。
自宅療養5日目
咳とたんに加え、鼻水もでるように。
たんの色が白っぽくなってきたので、標準的な風邪の経過と同じく、これで咳とたんが収まり鼻水も収まったら治った、ということなのかな。
食事は引き続き柔らかくゆでたうどんとにゅうめん。
この日をもって、5日間の自宅療養は終了。
翌日からは、最大7日間の自主防疫期間となる。
簡易キットの結果が陰性になれば、前倒しで終了となる。
さて、明日の検査結果はどうなるかな?
台湾でコロナに初感染。療養記録③につづく~