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ただ在る

2022.12.18 09:36



思いつきで生きると決めてから、随分と気楽になった。




朝起きて、今日の空気を吸いこむ。


腕をいっぱいに伸ばして、

体と共に生きていることを思い出す。



お湯を沸かす。

チチチ、というガスの点火の音。

湯気を見つめる。



家族の会話も、かろやかなリズムとして

耳の中を転がってゆく。

今しか味わえない言葉たち。





今。

生きているのは今なんだ、と思う。




手元ばかり見ていたら苦しくなって、

いつも冷たい目をしていた。

生きることがわからなかった。



だけど今ならわかる。

私は、世界にただ在るだけでよいのだと。




詩を書くために生きるのではなく、

生きるために詩を書く。

それはとてもささやかで、ありふれていて、だけどとても愛おしいもの。



 


ただ息をしていよう。

私はここにいると、私が知ってゆこう。