【Report】2022.10.16(日) 小学校外国語授業づくり研究会10月プレミアムセミナーⅡ「小学校における目標と評価の一体化」(ゲスト:佛教大学准教授 赤沢真世先生)開催報告
2022.10.16(日)に開催された小学校外国語授業づくり研究会10月プレミアムセミナーⅡの開催報告です。佛教大学准教授 赤沢真世先生をお招きし、「小学校における目標と評価の一体化、および最近の私の学び紹介」というテーマでお話しいただきました。
参加者の皆さんからの感想を一部紹介します。
・評価の仕方について具体例を提示していただいたので、とても分かりやすかったです。また台湾ではより進んだ英語教育がなされていると知って驚きました。今後の指導に参考になる部分も多そうです。ありがとうございました。
・発表で3観点を1度に見取ろうとして大変でしたが、今回のお話で、思判表と主体を見取り知技は確認程度でよいと伺い、なるほど!と思いました。知技は別の機会に評価できますので、発表時は主に思判表(主体も一体的に)に注目して落ち着いて評価して参ります。ありがとうございました。
・実践を基にした話をしてくださっているので、とても分かりやすかったです。
・ありがとうございました。大切なことが何だったのかを再び教えていただいた、すばらしいご講義でした。
・とても分かりやすい説明をありがとうございました。子どもたちと目標を共有する大切さ、めざす方向を子どもたちに示すことが子どもたちの自己調整にも役立つことがとてもよくわかりました。日々の学習の中にも、少しずつでも取り入れていけるように努力します。
・大変勉強になりました。指導と評価の一体化から目標と評価の一体化、お話の中にその観点の大切さが実感できる実践がたくさんありよくわかりました。教科書の目標を目の前の環境や児童に合わせて、少し作りかえることで、児童のリアリティーにせまり、やる気を引き起こすことができることも改めて実感し、大切だと感じました。ありがとうございました。
・前回のノートを見ながら、私自身が実践できていること、まだまだできていないこと、などを整理しながら拝聴いたしました。新たな課題が分かり、また、挑戦していこうと思いました。先生から教わったことをもとに、言語活動とのバランスを考えながら、目標の設定、振り返りをしていきたいと思います。また、たくさん聞かせる、という意味でも、私自身が基本表現を意識して繰り返し用いていき、児童とのやり取りをもっとしていきたいと思いました。ありがとうございました。
・目標と評価の一体化についてのとてもわかりやすい講義でした。特にwhole languageの考え方で書くことの評価では、教師は間違いに目が行きがちですが、できていることに目を向け評価することも大切であるといことが印象的でした。台湾のCLIL活動も大変参考になりました。今後は子どもとゴールの姿を共有し、そのゴールに到達できるよう声掛け(足場掛け)をしながらの授業を実践していきたいと思います。
・学習指導要領が改訂されて、3観点での評価やルーブリックの利用について各教師がそれぞれのイメージを持ち始めたこの時期に、赤沢先生のご講演をお聴きすることができて、はっと気づかせていただくことがたくさんありました。(現場では、完璧でなければAはつけられないというような勘違いや逆にAは多ければ多いほどよい、というような両極端の発想もない訳ではありませんが、評価についてはやはり度々きちんと研修を深めることが大切であることを痛感しました。)「指導と評価の一体化」と言われてきたことは、赤沢先生のお話を伺って、「目標と指導と評価の一体化」であり、早い段階で子ども達と目標を共有し、ゴールを意識させることで、児童の自分の学びとなるような課題の設定ができること、できないことよりもできているところを取り上げて褒める、評価することにより、より一層意欲的に、主体的に子ども達が学ぶ姿につながっていくのだということが分かりました。これは、外国語だけに留まらず、他の教科でも通じるところがあると思います。自分の授業をふり返り、今日教えていただいたことを明日から早速授業を通して子ども達に還元していきたいと思います。ありがとうございました。
・具体的な評価の方法などが学べて参考になりました。目標と評価の一体化を目指して実践したいです。
・「目的場面状況の設定」「主体的の評価」等言葉で説明するのは簡単で分かっているのだけれど、という点を具体例を示しながらお話しいただきわかりやすかったです。またルーブリックの作成の仕方使い方、具体的な目標の示し方など大変参考になるアイデアが盛り込まれており、今後の参考にさせていただきます。
・深いお話を、とても分かりやすく御講話いただきありがとうございました。
・評価について具体的な話を聞くことができ大変勉強になりました。ルーブリックについても理解を深めることができました。
・良い間違いというご指摘がありました。児童が自己修正していく過程であれば、間違って言い直すことはむしろ良いことと理解することができる。子どもの間違いを観察し、つまずきを分析して、適切な時期に(子どもたちが「ここがわからない」と思ったときに)指導するという、このことを常に意識しておきたいと感じました。台北市のCLILは、指導の内容も大変興味深く拝見しましたが、足場かけの具体的な方法、評価基準は、日々の指導やCLIL実施の際に参考にしたいと思います。ルーブリックについて、作り方、子どもたちへの共有の仕方、中間評価や最終的な評価での使い方、フィードバックの仕方などを大変わかりやすく具体的にご紹介いただきました。
・前回の復習をしつつ、さらに深い理解を促す内容でした。WLの評価と指導が印象に残りました。教育の意味、評価の意味(何のための、誰のための評価なのか?)を考えさせられました。日本の高校生の自己肯定感の低さは、小学校からの学校教育で受け続けてきた「ここができていない」「ここがダメ」というマイナス点を指摘する評価の方法にも原因があるように感じました。最後の加藤先生のコメントで「図工では、作品を作っている途中であれこれ言わない」を聞いて(たしかに!)と思いました。大人でも、あれこれ言われたら嫌ですね。
・子供たちの外国語の指導には 思わずやってみたくなるような動機付けが必要であることや、良さを見つける思いが現状を正しく認識することに繋がると教えていただき 改めて指導と評価について考えることが出来ました。
・優しい語り口で次々と評価の実際と授業の進め方など、私たちが一番知りたいことをご教授いただきました。沢山の情報なので、もう一度頭の中を整理してみたいと思います。とても素晴らしいご講演でした。ありがとうございました!
・詳細な評価、パフォーマンステストの作り方など大変勉強になりました。
・一つ一つ丁寧にまた疑問に対しても分かりやすくお話下さり、指導と評価の基本とポイントの理解を深めることができました。特に、台湾の指導と評価の一体化の足場がけ、ルーブリックが興味深かったです。
・評価の有り方を整理し振り返る時間になりました。クリルの情報も楽しく伺いました。また、その中で自身が担当している児童は、やはり、思考力判断表現が、Aには遠い実態があると感じました。課題を感じました。
・前回に引き続き、とても分かりやすく、大変勉強になりました。台湾の学校の取り組みをヒントにCLILを取り入れた豊かな学びの場を築くことができたら、と思いました。
・すごく分かりやすくて、ためになりました。また現場の教員の思いを理解してお話ししてくださったのもありがたかったです。
・指導と評価の一体化ということで、パフォーマンステスト以外のテストで何をみとるかが具体的に分かりました。5年生を担任していて外国語を教科担任制で3クラス見ていますが、どうしても読む・書くの指導が自分の課題になっています。しかし、今日の話を聞いて、見通しを教師側も子供たちも持たせながら学習していくことで、身につけたい力を向上できるのかと思っています。ありがとうございました。
本プレミアムセミナーの再放送を2023.2.19(日)に、オンラインサロン2月期会員向けに行います。
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