【発表】写し巡礼における身体・空間・時間
そういえば、10月末に愛媛で発表したものをアップしていませんでした。巡礼遍路研究会に続くものです。こちらが、空間論に寄ったもので、現在原稿としてまとめております。ハワイの写し巡礼の資料・史料を寄贈しようかとご連絡したことから、下記センター胡所長先生とのお付き合いができ、その関係でシンポジウムで発表する機会をいただくことができました。ありがとうございます。※誰やねんって思われるので、最初にまた自己紹介的スライドいれています笑。
愛媛大学 四国遍路・世界の巡礼研究センターシンポジウム 2022.10.29
当日は、かつて巡礼研究会でご一緒していた小嶋先生とも久しぶりにお会いしてご挨拶することができました。また、愛媛大学副学長として挨拶にきた若林先生は、実はかつて博士院生のときに京都のCDIで働いていて、そのときに「生活財生態学Ⅲ」を担当しており、そのとき漁村家庭景観でお世話になりました。もはや30年以上前ですが。ご挨拶しましたが、覚えていらっしゃったかいらっしゃらなかったか笑。
ってことで、この空間体験構造論をまとめているのですが、先日「景観・デザイン研究発表会」に初めて参加してみたときに、ああ、風景論とか景観モデルってこうなっているんだと新しく情報を仕入れ(笑)、そしてふと図書館で『日本風景史』という研究本を読んでいたら「近世の都市巡礼」という章で、私の1995年!に書いた江戸巡礼論が引用されていました。はあ、拙論が引用された本をまた自分で参照するって、ちょっとマッチポンプ的ではないかしらん。
とはいえ、どうも察するに、写し巡礼については、やはりその後もしっかり景観論、風景論ではとらえきれていないような気がします。ので、今の論考でちょっとまとめはじめてみようかと。テーマが大きいので、1論文では終わらなさそうですが。
「リズム」という山﨑正和先生概念を入れてみようとチャレンジしていますが、なかなかの難敵かも。こなせられるか。プロジェクションやらマインドフルネスも入れ込みすぎて、ちょっとまたモリモリになってしまっているなあ。そぎ落としたい。