第二回都政報告会を行いました
前回は12月の第四回定例会終了時に、永山で行った都政報告会ですが、第一回定例会も終了し、新年度予算の成立のご報告を都政リポートも作成して行いたいと考えておりますが、地元の聖蹟桜ヶ丘の多摩カルチャーセンターにて、第二回都政報告会を開きました。
この準備のために、私は主にお伝えしたい内容の精査と資料の作成、またボランティアスタッフの皆様は会場の手配や下見、資料の印刷などに大変ご尽力いただきました。ありがとうございました。
予定では20名程度のところが、最終的には倍の40名以上の方にご参加いただくことができました。土曜日だというのに、ご多用の中足を運んでくださった皆様に大変感謝致しております。
主に多摩市民の方が多くご参加くださりました。私の方からは、平成30年度予算の重点項目として待機児童対策や高齢者の活躍を推進する施策、また多摩の振興についてなどをまずご報告させていただきました。
そして、文教委員会の自分が質疑した内容について。こちらは時間があまり取られてしまうと後半の皆様のご意見を伺う部分がなくなってしまうと思い、後日都政リポートに書かせていただくことを約束して、今回はさらりとそれぞれ要点を伝えさせていただきました。
今回は「単なる報告会」とならないように、後半は「都政報告会」というよりも、「都政を考える会」という趣旨で進めさせていただけるよう、テーマを三つあげて皆様の意見を伺いながら会を進めていきました。
一つ目は、尾根幹線についてです。
東京都の行う尾根幹線拡幅工事について考えるというテーマで、私の方からこれまでの経緯や概要、計画変更のこと、現在地とそれに対する地元市長や市民の方々の主なご意見などに触れさせていただきました。
急ピッチで作り上げた資料にはわかりにくい点も多々あったと反省しています。いただいたご質問を受けてそのようなことを考えていました。
尾根幹線については、すでにこれまでにも地元の方からご意見をいただいている点がありましたので、主に渋滞緩和、防災、環境配慮、そのような点から今後もしっかりと特に住民の皆様のお声を伺っていきたいと思っています。
二つ目は、多摩ニュータウンの再生についてです。
ニュータウンの中での生活基盤の整備という観点と、多摩イノベーション交流ゾーンの創出(イノベーション=技術革新、だけでなく物事の「新結合」「新機軸」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」のことで、多摩の発達したインフラや現在使われていない空きテナントなども例えばイノベーション交流の場となる可能性が大いにあると考えられています)という観点からお話をさせていただきました。
先日都内で視察してきたインキュベーション施設運営計画認定事業のRYOZAN PARKの例を元に、例えば「雇用」「保育」「創業」「コワーキング」と言った要素が結びついて一つの新しい事業となることに大変期待が持てます。
参加してくださった地元市民の方からも、サテライトオフィスなどの必要性について言及があり、先日都民が選ぶ、都民が提案する事業提案制度の中で惜しくも選ばれた9事業の中には入らなかった、サテライトオフィスの施設補助制度事業が大変悔やまれました。
三つ目は、触りだけの紹介になりましたが、再生可能エネルギーの活用推進について、官民連携再生可能エネルギーファンドの投融資先の選定手順や東京都の立ち位置について少しお話しさせていただきました。これは先日の財政委員会で我が会派の増田都議が質問した内容が参考になりますが、ファンドの投融資先はファンドマネージャーとも言える事業者が選定しており、その具体的な根拠や判断理由は個別の案件として公開されることはないのが現状です。現在東京都内への投融資は一件に止まり、都内での再生可能エネルギー活用推進に向けてファンドの要綱を再確認させていただいているところです。
いくつもお話をしてしまいましたが、それぞれに感じられたこと、疑問を抱かれたこと、ご意見のあることなどを発言してくださり、またアンケートに残してくださり、ご参加くださった皆様には本当にありがとうございました。
また、定期的に、このような報告会を開催して参りたいと考えております。
次回はおそらくまた定例会後になると思いますが、会に参加いただけるという方は是非ホームページの方からその旨お送りくださいませ。また、土日や平日、開催する場所についても、ご意見ご要望がありましたら、お記しいただければと思います。