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土地探し・土地購入

2022.12.19 07:49

家を建てる際には必ず土地が必要です。あたりまえのことですが。今日はその土地探し、土地購入の際にどのような事に気をつければ良いかを書いてみようと思います。

自分たちの家を建てる場所なので、立地(利便性)やそこから見える景色、風景、環境、価格などは勿論大切な条件ですよね、今回はその辺りの話はあたりまえのこととして割愛します。


今回のは上記の条件はクリアした、その次の話。実際に購入していいのか?といった最後の確認的な部分を書きたいと思います。


ここをすっ飛ばして、価格帯や環境の良し悪しだけで購入してしまうと、その後とても大きな問題になったりすることがありますので、そのような事が無いようにして頂けたらと思います。


私達専門家が土地探しをお手伝いする際に先ず確かめることをご紹介します。


1.インフラの有無  

→電気・都市ガス・水道・下水のインフラが整っているか?引き込みまであるか?これはとても重要で生活が成り立つかどうかにも関わります。新たにインフラ設備を通そうと思うと、とても大きな金額が必要になったりもしますので要注意(解った上で購入する場合はいいですが)


2.土地と隣地や接する道路に段差はないか

→これもよくある話ですが、段差が1m以上ある場所と接する場合、その段差から建物までは一定以上の距離をとらなければならない、または段差を処理するための擁壁をつくらなければいけないなどの規制があります(崖地条例)他にも対処法は色々とあるのですが、思っていた位置に思っていた形で建物を建てられないこともままありますので要注意です、これも把握した上で購入、建物を計画する事が大切

※崖地や段差がある、変形地などの特徴を逆手にとり、整形地では獲得できにような風景や空間をつくることも選択肢としてはありますが、このような規制を知った上で計画する事が重要です


3.地盤(地耐力)

→我が家が建つ土地の地盤の強さ。例えば海の近くや河の近くなどは当然ながら地盤が弱いことが少なくありません。購入したは良いけど地盤も悪いし、液状化の心配もある。補強工事には高額な工事費が必要になることもあります。地耐力に関しては、実際に調査しなければ解らないのが現状。但し購入前に不動産の方に地盤調査をして頂く、または自費を払って調査するなどの方法、その他に過去の近隣の調査データを集めたサイトなどもありますので参考にするのも良いかもしれません。(私達が活動するエリアでは結構な確率で地盤改良工事が必要になることが多い気がします)

※調査資料の結果読取などは、必ず専門家へ依頼して下さい。

地盤調査する場合の費用としてはSWS試験(住宅程度の大きさの建物の場合)※5万円前後

地盤改良工事は基礎の大きさや支持地盤の深さなどにもよりますので一概には言えませんが、一般的な住宅の場合  ※60万円〜100万円程度?(業者によっても結構違います)


4. 昔の風景を知ること

→これは結構重要かもしれませんが、今から家を建てる土地(場所)が昔どのような場所であったかを知る事。例えば昔から村を形成するような場所、旧家が建っていた場所など、今でも人が目に見えて継続的に生活している場所などは安心です。なぜならそこは災害が少ない場所とも読み取れます。よく見ると周りの建物の基礎が他の地域よりも高くなっているところなどは、水害がよくあった(またはある)地域かもしれません。挙げればきりがありませんが、その土地の昔の風景を調べる(観察する)ことで得られる情報が沢山あります。例えば、今昔マップon the web というサイトがあります。かなり面白いです。場所によっては100年程度前の地図が見れます。先ずは近隣をウロウロ歩いて観察することが基本となりなす。



※その他、土地に対して見る細かなポイントは沢山あります。

一級建築士事務所 ヒ フ ミ ア ー キ テ ク ツ では、土地探しからご一緒する事も沢山ございます。ご希望ありましたら、まずはご相談下さい。


一級建築士事務所 hifumi architects / ヒ フ ミ ア ー キ テ ク ツ

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