初めて扱う食材

今年もいよいよもう少し

ご宴席の仕込みとともにおせちの準備にも取り掛かっております

実は秋の野菜収穫の際にこんなものも持ち帰って参りました

「栃の実」しかも大量に！

良くお土産などで栃もちとやらを口にしたことはありますが

自分たちで調理するのは初めて

さて、どうしたものやらと調べてみると、灰汁抜きの工程がとっても大変と知りました

先ずは虫出しをして、カラカラに乾かして

そしてふやかして皮を剥き　この時点でもう２か月経過

少し味見してみますが、苦い苦い　でも独特の香りがします　これが特徴？

網に入れてひたすら流水ですすぐ

本来は川の中に何日も晒しておくそうです　

最後の灰汁抜き工程は灰を投入！これを何回も何日もかけて灰汁抜きしてみました

灰はお客様からのご提供にてご協力頂きました

最後に火を入れて後は調理するだけのところまできましたが

9月に収穫して、出来たのが12月！

栃の実を口にするまでこんなに時間と労力が掛かっているとは

これからは栃の実の製品に敬意を示してしまいます　

大量にあった栃の実ですが、パックにしたら3パック程度

さて、この実はおせちの中に何らかのお食事として取り入れたいと思っています

扱いに慣れてきたらレストランでもご提供できるといいな

これからの季節は冬の野菜も甘く育ち、秋の菊芋たちも美味しく加工されています

高級食材ではございませんが、いつもシェフの料理に、素材に耳を傾けて頂いて感謝です

今年も最後までがんばります

ランチ営業少なめの12月でしたがすぐ来年になりますね☆

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