二月にシンポ『AI NEXT FORUM/NEDO』
2022.12.23 00:05
【ビジネス報道】 令和五年二月十六日・十七日の両日に東京・御成門にて新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO、理事長:石塚博昭)は、シンポジウム『AI NEXTフォーラム 二〇二三』を開催する。
ビジネス系イベント。
参加無料の事前登録制。事務局は、角川アスキー総合研究所(代取:加瀬典子)。様々なAI技術が研究開発され、日々新しい技術が公開されているが、ビジネスでの活用には未だギャップが存在し、AI技術の社会実装は遅れていると視る。
本シンポでは、最大四十四件のAI技術研究テーマにつき、最新AI技術を搭載したドローンや果実の美味しさを外部から判別するAI、英語能力の判定AI等、多様な最新AI技術を実機や資料で展示。
各担当研究者が、AIを事業活用しているユーザに向けて対面形式で解説する。各種講演やトークセッションでは、最新の研究事情を「どうアウトリーチしていけばビジネスでの活用が進むのか」、AI技術の社会実装について議論する。講演やトークセッションは、オンライン配信も予定。
=出展する研究テーマ(同四年十二月十九日現在)=
最新のAI技術
- 実世界に埋め込まれる人間中心の人工知能技術の研究開発
- 機械学習システムの品質評価指標・測定テストベッドの研究開発
- AI技術導入の加速とスパイラルアップ技術に関する研究開発
- 自動機械学習による人工知能技術の導入加速に関する研究開発
教育・文化
- 学習者の自己説明とAIの説明生成の共進化による教育学習支援環境「EXAIT」の研究開発
- 人と共に成長するオンライン語学学習支援AIシステムの開発
- インタラクティブなストーリ型コンテンツ創作支援基盤の開発
- 人と共に進化するAIオンライン教育プラットフォームの開発
- 人とAIの協調を進化させるセマンティック オーサリング基盤の開発
生産性向上・高効率化
- サイボーグAIに関する研究開発 ・熟練者暗黙知の顕在化
- 伝承を支援する人協調AI基盤技術開発
- AIとオペレータの『意味』を介したコミュニケーションによる結晶成長技術開発
- データコラボレーション解析による生産性向上を目指した次世代人工知能技術の研究開発
- 新薬開発を効率化、加速する製剤処方設計AIの開発
- AI技術をプラットフォームとする競争力ある次世代生産システムの設計、運用基盤の構築
- 曲面形成の生産現場を革新するAI線状加熱による板曲げ作業支援・自動化システムの研究開発
社会インフラ ・安全
- 安心の移動の為の三次元マップ等の構築
- 判断根拠を言語化する人工知能の研究開発
- サイバ・フィジカル研究拠点間連携による革新的ドローンAI技術の研究開発
- 人工知能を活用した交通信号制御の高度化に関する研究開発
- 人工知能技術を用いた便利、快適で効率的なオンデマンド乗合型交通の実現
- AI活用によるプラント保全におけるガス漏洩の発見と特定の迅速化、並びに検出可能ガスの対象拡大
- AI、XR活用による空のアバタを実現する『革新的ドローンリモート技術』の研究開発
医療・ヘルスケア
- 身体性、人工知能による脳卒中予防システムの開発、実用化
- 健康長寿を楽しむスマートソサエティ、主体性のあるスキルアップを促進するAIスマートコーチング技術の開発
- 極薄ハプティック「MEMS」による双方向リモート触覚伝達AIシステムの開発
- 「Contact Reality」の実現による遠隔触診システム開発
- 遠隔リハビリのための多感覚「XR-AI」技術基盤構築と保健指導との互恵ケア連携
- 進化的機械知能に基づくXAIの基盤技術と産業応用基盤の開発
- モジュール型モデルによる深層学習のホワイトボックス化
- AIとVRを活用した分子ロボット共創環境の研究開発
- 人工知能支援による分子標的薬創出プラットフォームの研究開発
ものづくり・生産性向上
- AIによる植物工場等バリューチェーン効率化システムの研究開発
- 農作物におけるスマートフードチェーンの研究開発
- 熟練者観点に基づき、設計リスク評価業務における判断支援を行う人工知能適用技術の開発
- レーザ加工の知能化による製品への応用開発期間の半減と、不良品を出さないものづくりの実現
- モデル化難物体の操作知識抽出に基づく柔軟物製品の生産工程改善
- 最適な加工システムを構築するサイバカットシステムを搭載した次世代研削盤の研究開発
ロボット
- ロボット技術と人工知能を活用した地方中小建設現場の土砂運搬の自動化に関する研究開発
- 機械学習による生産支援ロボットの現場導入期間削減と多能化
- オンサイト・ティーチングに基づく認識動作AIの簡易導入システム
画像:㈱角川アスキー総合研究所