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第208話:頑固な悪魔のデヌカを殺す(11):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』

2018.04.07 23:48

気が高ぶっている悪魔は、

再び主バララーマに向かって行き、

自ら主へ向けて背中を向けました。


そうして怒りから大声で叫び、

悪魔は主を二本の後ろ足で蹴りつけました。


主バララーマは悪魔のその後ろ足を掴んで、

片手で振り回して、

ヤシの木のてっぺんまで放り投げました。


猛烈な回転によって、

その悪魔は殺されてしまいました。


主バララーマはデヌカースラの死体を

森の最も高い椰子の木に向けて放り投げました。

死んだ悪魔は木の一番高いところに落ち、

木が再び揺れました。


大きな椰子の木は、左右に揺れたので

悪魔側の重みの方向に折れました。


その隣の木がまた他の木を揺らし、

さらにその木がまた

揺れ始めた他の木をなぎ倒していきました。


このように、森の多くの木が衝撃を受けて

将棋倒しのように倒れていきました。



…つづく

(10巻15章31-33節)