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重くなりそうなアメリカのティーンの日常をユーモアをプラスして描く。『Never Goin' Back / ネバ―・ゴーイン・バック』

2022.12.21 01:59

  アメリカ・テキサスに暮らすふたりのティーンの女の子。高校を中退し、ダイナーでウェイトレスのバイトをしながら、ワンルームに同居している。コカインや大麻を決めてから、バイトに向かう。そんな毎日を繰り返している。ひとりがひとりの誕生日を記念し、ビーチリゾートへのバケーションをプレゼントしたことから、いろんなドタバタが始まっていく…。

 この『Never Goin' Back / ネバ―・ゴーイン・バック』は、オーガスティン・フリッゼルの初監督作品。2018年のサウス・バイ・サウスウエスト映画祭でゲームチェンジャー賞にノミネートされている。テキサス州ダラスで育った彼女は、15歳で両親に捨てられたも同然で、毎月の家賃の当てもなく、友人と一緒に困難な暮らしを送ってきたことから本作の着想を得ているという。

「15歳で両親に捨てられたも同然で、それから同じ年頃の友達と一緒に暮らし始めました。仕事を見つけ、自分たちで自分の面倒を見なければなりませんでした。そんな十代だったんです。だからいわゆる典型的なティーンエイジャー映画を見るたび、楽しむことはできても、自分の生活とは全然違うと思っていました。朝の7時に強盗に入られ、故障しているテレビを持って行かれたのは私と友達の実体験です。とんでもない話でしょう。 私の過去の物語はユニークであると同時に他の人たちにも共感してもらえるものだと気づいたんです」とオーガスティン・フリッゼル監督。

 アメリカのリアルな日常を、ちょっとのユーモアとちょっとのエロさを加えて描いていく。男性ではなく、底抜けに明るい女性ふたりを主人公にしたのがこの映画のポイントなのだろう。

『Never Goin' Back / ネバ―・ゴーイン・バック』

12月16日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開

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