「ジブリの大博覧会」ジブリの裏側を覗き込む(加筆版)
現在、兵庫県立美術館で開催中の
「ジブリの大博覧会」
オフィシャルサポーターは横山だいすけさん。
※取材で伺い、会場内の写真は特別の許可を得て撮影しています。転載転記はご遠慮下さい。
1985年にスタジオジブリが創設されてから30年となった2015年に名古屋でスタートした特別展が、神戸にやってきました。
これまでは、アニメーションをどう作り上げていくかという、絵描き側にスポットを当てた展覧会の開催はありましたが、今回は、「宣伝」にスポットを当てています。
鈴木敏夫プロデュ―サーを中心として、映画をいかに「お客さんに渡していくか」に注目しています。
「ジブリのバー」
入り口入ってすぐ、とても雰囲気のいいバーになっていて、トトロが迎えてくれます。
ジブリにはいくつかのスタジオがあり、そこには「バー」があるそうです。食事をしたり打ち合わせに使ったりするそうです。
そのバーを再現。(実際のバーにはトトロはいませんが・・・)
階段奥のスペース、お見逃しなく!
「ジブリのポスター」
『風の谷のナウシカ』から『マーニ―』まで、すべてのジブリ作品を網羅した今回の展覧会。映画宣伝の第一歩でもあるポスターの制作過程が紹介されています。
ポスターの要素は
① ビジュアル
② タイトルとそのロゴデザイン
③ キャッチコピー
この3つをもとに、鈴木プロデューサーがポスターを作っていきます。
中には、キャッチコピーについてやり取りした書簡やFaxも。
普通なら捨ててしまうような、しかし、今となっては貴重な資料となったこれらのものたちは、鈴木プロデューサーのお部屋にある棚の中のファイルに残されていました。
「鈴木プロデューサーの机」
会場内に再現された机を含めた作業スペース。
机の後ろにあるあの棚の中に貴重な資料が残されていたそうです。
「メディアとジブリ」
出来上がったポスターなどは、メディアを通じて発信されます。
電車の中吊りや新聞広告など、壁いっぱいに展示されています。
おすすめpoint!①
次のコーナー入り口右手に掲示板があります。ジブリ社内の掲示板を再現しています。
一部をズームアップしてご紹介。あとは会場でご覧ください。とても魅力的でポップな掲示内容です。
ジブリ社内の掲示板を再現しています。
「ジブリの倉庫」
いわゆる「宣材」宣伝素材が山積みの、倉庫のような空間。
おすすめpoint②思わぬところに思わぬ貴重なものが。ヒントはトトロのぬいぐるみ。探してみてください。
「ジブリの30年」
貴重な写真や様々な賞のトロフィーなどが展示されています。
「ねこバス」
みんな大好きねこバスに会える場所。行先に注目!にくい演出です。
ここまでが、前半パート「大博覧会」
ここを抜けると後半「スタジオジブリ空とぶ機会達展」となります。
個々の紹介はまた後日。
おすすめポイント③ こんな所に・・・
ジブリファンでもそうでなくても、大人も子供も
それぞれが、それぞれの楽しみ方ができる展覧会だと思います。
最後に、オフィシャルサポーターとして会場を訪れた、横山だいすけさんの写真を。
「ジブリの大博覧会」展は
兵庫県立美術館ギャラリー棟で7月1日(日)まで開かれています。
公式HP↓