【パシフィックスタイルの北村衛さん】「パシフィックスタイル」がなくなっても障がい児のためのサーフィンスクール「Ocean's Love」は続ける
(前回の記事はこちら→「寝たい」と「サーフィンしたい」は同じ。サーフィンと、茅ヶ崎の雄三通りと、PACIFIC OCEAN BLUEのデニスくん。)
――― 前回サーフィンのお話が出ましたが、北村さんは「Ocean's Love(オーシャンズラブ)」という障がい児のためのサーフィンスクールでのご活動もされていますよね。
北村 はい。実際はお店のことよりこっちの活動の方がちゃんとやっているかも知れません(笑)
障がいを持っているお子さんがいる親御さんとしては、外に出ること自体がなかなか大変だったりするじゃないですか。
そんな中で、子どもたちがサーフィンを通じて非日常の体験ができるという活動をしています。
――― やはり子どもたちは喜びますか。
北村 そうですね、本当にすごいです。笑顔を見せてくれなかった子たちが途中でパッと笑顔になる。
ぼくたちは海を介してやっていますけど、きっとそういう自分が触れたことないものに触れると、みんなそういう反応になるんじゃないでしょうか。
――― この活動はどれぐらい続けていらっしゃるんでしょうか。
北村 今年で13年ぐらいは経ったのかな。
サラリーマン時代にアンジェラ・磨紀・バーノンさんというハワイ在住のプロサーファーと仕事で関わっていて、Ocean's Loveは彼女が主催をしています。
――― 活動場所は茅ヶ崎ですか。
北村 本拠地は茅ヶ崎で、いまでは色々なところで開催しています。
やっていくうちにだんだんと全国各地から「自分のところでもやって欲しい」という話をいただくようになって、出向くようにもなっていきました。
――― パンフレットを拝見すると、北海道から九州まで行っていらっしゃいますね。
北村 はい。LDHさんを始めとしてご協賛をくださる会社もだんだんと増えてきて、大変ありがたいことです。
昨年、“認定”NPOっていうのが取れたので、社会的にもちゃんと認めていただいたのが良かったです。
――― これは、もちろん素晴らしいんですけど、もはや片手間で出来るような内容じゃないですね。
北村 なくなってきちゃいましたね(笑)
もうこれはライフワークなので、パシフィックスタイルがなくなってもOcean's Loveはやっているでしょうね。
――― よく障がい児ボランティアに関わる方は、「むしろ自分たちがもらうものの方が大きい」っておっしゃるじゃないですか。
北村 それは本当にそうですね。あの笑顔を見ちゃうと気持ちが優しくなりますよね。
これまで障がい児と接する機会がなかった方は、街で出会ったときにどうして良いかわからないと思うんですけど、こういう活動に関わった方は自然に接することができるようになれます。
いまではボランティアの応募をしてくださる方があまりに多いので、全員は受け入れられないほどになっているんですよ。
――― それはすごいですね。パシフィックスタイルさんの店内にも、Ocean's Loveのチャリティーグッズコーナーがありますね。
北村 はい。こちらもPACIFIC OCEAN BLUE(パシフィックオーシャンブルー)と同様にかわいいデザインなので、ぜひ見に来て欲しいです。
――― インタビューは以上です。ありがとうございました。
(おしまい)
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【湘南・茅ヶ崎の雄三通りで会えるあの人-パシフィックスタイルの北村衛さん】
・第1話 「寝たい」と「サーフィンしたい」は同じ。サーフィンと、茅ヶ崎の雄三通りと、PACIFIC OCEAN BLUEのデニスくん。
・第2話 「パシフィックスタイル」がなくなっても障がい児のためのサーフィンスクール「Ocean's Love」は続ける
▼パシフィックスタイル
住所:茅ヶ崎市東海岸北1-7-25 リトルキング茅ヶ崎1F/アクセス:茅ヶ崎駅南口徒歩7分/駐車場:なし/TEL:0467-81-5439/定休日:水曜/営業時間:11:00-19:00/Facebook
▼インタビュー・編集 小野寺将人(Facebook / Twitter)
2015年、茅ヶ崎市に移住。「エキウミ」の管理人。住宅・不動産サイト運営会社、お出かけ情報サイト運営会社にて営業・企画職を経た後、現在は総合ポータルサイトにて企画職に従事。ハンドメイドアクセサリーブランドm'no【エムノ】のウェブマーケティングも行う。