Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

Yoshiko Watanabe

操り人形と舞踏

2018.04.08 08:23

友人が舞踏公演で少し参加すると聞き

興味があったので、NYから来日中のジェシカ・グラインドスタッフさんのトークショーへ。

急なお誘いで、行くか迷ったのだけれど、HPに貼られていた

ジェシカ・グラインドスタッフさんのカンパニー

ファントム・リム・カンパニーのHPの動画が素敵で勇気を出して行ってみました。

ジェシカ・グラインドスタッフさん、素敵な女性で

人形劇と演者が共演するステージを旦那さんと作っている彼女が

次回作品の為のリサーチで、日本の伝統芸能、舞踏の調査、そして福島を含む

東日本大震災の被災地にアジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)さんの

助成を受けながら回った際の写真や動画を見せて下さった。

全編英語でのプレゼンでしたが、英語のあまり分からない自分でも

なんとか大雑把な意味は理解でき、そしてとっても興味深かった。

トークーショーの後の懇親会にも参加させて頂き、お話する事ができました。


今、自分自身心折れそうな事ばかりで夢なんて追っている

場合じゃないんじゃないか…って落ち込んでいたのですが、、、

何よりも灌漑深かったのは、ジェシカさんが知りたいと思って訪問した先の方々が

一生懸命その裏側をジェシカさんに伝えている様子。

「こうしたい」って想いがあって、それに触れた方々(文楽の方、被災地の方、能の方、

地元で太鼓を叩いている団体など)が快くそれに手を貸してあげるという

とってもシンプルだけど奇跡みたいな、真剣に作品を創る人々の心意気のようなものが

伝わってきて、素敵だなぁって思って、すごく感動しました。


そして、そのトークショーの後に、次回作品のコンセプトショーイング (試作短編)と

いうのがあり、それは被災地の〝心〟のようなものを描いた静かな作品でしたが

それに出演していた山海塾の松岡大さん、NYで活動されているダンサーの北村武美さん

そして友人の中西晶大君の三名の舞踏ショーに感動したこと。

自分が舞踏を観て言葉にできない感動を覚える感覚

その時にかかっていた音楽も素敵で、なんとなく以前アンサンブルとして参加させて頂いた

「娼年」という舞台でかかった素敵な曲にも似ていて

なんだか、自分の好きな創造の世界の素晴らしさも思い出せた。


ジェシカさんが2018年11月にNY、ブルックリンの劇場

ブルックリン・アカデミー・オブミュージックで初演を迎える次回作

「FALLING OUT」、観に行けたらいいなぁ。