2022年末~2023年始の水星逆行
あれ?水星逆行て年に3回くらいなんじゃなかったっけ?
今年はもう終わったなぁと思っていたのに、最後の最後(このあと牡羊座下弦の月があるけれど)にやってくる。
しかしこれはチャンス、水星アップデートを目論んでいた私としては、ちょうどいい機会。
そして年末に今年を振り返るのにもぴったりな時間なんだと思う。
というか、逆行で振り返るんだから普段はもっと今この時間を大切に過ごした方がいいんだろうな...
そうだそうだ、とアセンダント/ダブルサインの獅子座が言っているような、水星逆行開始チャート。
チャートルーラー太陽と水星は6ハウス、水星には金星が追いつき追い越そうとしてるところ。
水星と金星は二つともそれぞれ「地」と「風」のサインをルールしている個人天体。
山羊座と水瓶座という社会サインを通過して行く中で、それぞれどんな成長を目論んでいるんだろう?
実際の天体に逆行というのはないから水星はどんどん先を行くんだけど、というよりも同じところをぐるぐる回りながら、少しずつ成長していくものだということ。
人間の意識の中で一歩先に水瓶座に入るのは金星。
知性そのものの成長よりも、感覚で捉えることのほうが意識しやすいといえるかもしれない。あるいはカンチガイ...
逆行の水星が太陽とコンジャンクションするのは満月の直後。
宇宙目線で見るそれは水星が地球に追いついて、太陽と一直線になる瞬間。
というのを水星逆行のたびに書いてもう何回目だろうか?
忘れてるわけではない、はずなんだけど、私という人間にはこうして何度も確認が必要なのだ。
チャートルーラーは水星がルールする乙女座、水星がいるのは地のサインである山羊座。
目指すMCは、水星がルールするもう一つのサイン双子座。
この1週間後には、双子座にある火星が順行に戻っていく流れもあり、水星の二つの側面がいつもよりも強調されている。
というより、二つの側面があるというそのことを意識することがこの水星逆行のテーマ。
とかく「コミュニケーション」とか「学び」とか「陽」そして「風」の双子座っぽいテーマが強調されがちだけど、乙女座の「分析」「調整」「陰」「地」の方に目を向けて見ることで、双子座テーマに広がりが生まれてくる。
一方的な学びやコミュニケーションでなく、相互の働きかけから生まれてくるものは、その人にしかできない経験や知恵となる。
みんな同じじゃなくていい。
足りないと思うものはほんとう?
私は本当はどうしたい??
そんな問いかけを自分自身に投げかけてみること。
それがやっとできそうな気がしてきたこの頃。
同じ太陽とのコンジャンクションでも「逆行していない水星」の場合は、俯瞰してみると太陽の向こう側に水星がある。
そのことも、前にも書いたような気がするけど、水星逆行の時はいつもそのことを考えてしまう。
「コミュニケーション」への苦手意識、「知性」へのコンプレックス...
それは「コンバスト」という太陽に焼き尽くされる状態がもたらすものかもしれないけど、逆行水星とそうでないのとで、手段と目的や動機が違ってくるような気がします。
どちらも目的と手段を混同しやすいとも言えるけど、目的のために水星の表す技術が伴っているかどうか、気にしがちなのが「逆行していない水星」のほうなのではないかと思っています。
いずれにせよ、目的がしっかりしていれば自ずと手段は見つかるものなのだろうが、それ自分で全部身につけなくてはと思いがちなのが水星コンバストなのかもしれない。
全てを必ずしも自分でやらなくてもいい、他者に任せることができるというのも水星の使い方の一つなのだろうな。
「コミュニケーション」の一つのあり方だけど、「技術」にしようとすると途端にハードルが上がる。
双子座的というよりも乙女座的に謙虚にその象徴を学んでいくことで、でも強かに水星力をアップデートしたいと思う。