主なリンパ節の種類と場所
2018.04.08 17:26
リンパ節が、とても重要な役割を持っていることがわかりましたが、全身に約800個あるリンパ節の中でも、特に大切とされるリンパ節について、今回はご紹介していきたいと思います。
1 顎窩リンパ節(がくかりんぱせつ) 〰首の付け根・顎〰
顎の一番奥まったところにあります。
300以上のリンパ節がこの頸部に集中しています。
顔から首へ流れるリンパ管が集中していて、ここが滞ると二重顎や、顔のむくみ、たるみの原因となります。
また、肩こり、頭痛、自律神経の乱れを引き起こします。
2 鎖骨リンパ節(さこつりんぱせつ)
リンパマッサージにおいて、最も重要とされるリンパ節です。
左側の鎖骨の上のくぼみの部分にあります。
全身を巡った全てのリンパが最終的に、ここに流れ込み鎖骨リンパと合流します。
鎖骨リンパ節は老廃物の最終出口地点がある場所です。
静脈から腎臓・肝臓などの臓器を渡って尿として排泄されます。
全身のリンパマッサージができない場合でも、鎖骨リンパの流れだけは良くしておく必要があります。
ここが滞ると、慢性的な肩こり、肌トラブル、老化、倦怠感などが起こります。
3 腋窩リンパ節(えきかりんぱせつ)
このリンパ節が滞ると、胸や二の腕のたるみ、肩こりを起こしやすくなります。
4 腹部リンパ節
ここが滞ると、子宮や腸の働きが鈍り、便秘や生理不順、子宮・卵巣の病気などを引き起こします。
5 鼠径部リンパ節(そけいぶりんぱせつ)
足の付け根にあります。
ここが滞ると、下半身が太くなりやすく、浮腫や冷え、生理痛などが起こります。
膝窩リンパ節(しっかりんぱせつ)
第二の心臓と呼ばれるほど重要なリンパ節です。
ここが滞ると、膝痛、足のむくみ、冷えの原因になります。
滞留が重度になると血管やリンパが腫れて静脈瘤になります。