生き*ていく(TAKE)
10月31日に『乳癌』と診断されてから、一ヶ月半。
12月15日に、左乳房全摘の手術を受けました。
『乳癌』と一口に言えども、医師から宣告された時点でのステージだけでなく、腫瘍のできた位置、大きさ、個数、腫瘍のタイプにもより、勧められる治療方針が違ってきます。
プラス、患者の年齢、体質、これまでの病歴等も考慮すると、同じ『乳癌ステージ2』だから治療過程が皆同じとも限らないし、回復具合も十人居れば十人違って当然なのだとわかると思います。
それでも…
検索しちゃうんですよね(^_^;)。
癌に限らず、どんな病気でも、、
「この先わたしはどうなるの?!」と。
………………
医師にだって完璧な予測は、不可能なこと。
私の主治医は、その点、とても優れているなと思っています。
余計なことは言いません。
(もちろんここぞというときには、きちんと説明)←当たり前か
「いきなり学術的なことをあれこれ言われても、頭がパンクしちゃうからね〜。この私でもそう簡単に頭に入ってこない難しいことが並んでるし〜」と。
(こんなふうに😅気取ってないところも個人的好感度が高い)
『生存率』的なことには触れません。
(摘除手術の詳細術式別における再発率については説明がありました)
ネット上にはよく5年後や10年後までの生存率なんてのが、過去のデータを元にアップされているサイトも出てきますが、正直要らないよなーと私は思います。
(生存率は、この世に生まれた時点で皆ゼロじゃないのか)という記事を上げておられたブロ仲間さんもいましたし、私もそう思うのです。
そんなことより、まさかの癌を患い、垣間見てしまった癌治療への取り組み状況と着実な医学の進歩に、ほぇ〜😲、羨ましい分野だな〜と、思わず前のめりになりました。
きっと、研究対象として腫瘍提供に同意する患者や(至死亡例のご遺族)も多く、病理検査そのもののみならず、ひとりひとりの異なる治療過程も記録が残されて、細分化したデータが蓄積し、生かされてきているのだろうなぁと。
ふと考えたのは、『自死』に関しても、ご遺族が望むのであれば、もっとスムーズに調査と報告書が上がり、どんな生活を送っている中で自死が起きたのかが、データベース化できないものかなぁ、ということです。
私自身、14歳の中学生の娘が自死で先立ったということもあり、家庭内での様子と併せて、学校という社会生活についても思うことがありました。
学校では基本調書をやってくださいましたが、実際に教育委員会に提出された報告書がどういった内容なのかは知るすべもなく(申請すればコピーを見せてもらえるのかな??)、事後当初はショックが酷くそれどころではなかったとはいえ、第三者委員会をお願いして今後の学校という社会のために『こういう生活の中で起こってしまった自死』だったと、個別の詳細データとして残したかったなと、今更ながらに思ったりします。
ところが、実際に第三者委員会を立ち上げたご遺族のお話を聞く機会があり……
遺族と学校側が協力し合うのとは程遠、おかしなことになっているのを知り、驚いてしまいました。
自死の遺族コミュニティー『星のしずく』を立ち上げた当初から共に活動している遺族当事者【バトンさんのAmeba記事】では、さいたま市の中学校で第三者委員会を希望し、数年かけて調査、報告書が出来上がっていく過程が綴られています。
医学会での癌研究における協力体制のようなものが、自死においては成り立ち難いのですね。
せっかく遺族サイドが申し出ても、協力し合うというより、『対』『VS』みたいなムードになっているのは果たして??と、疑問だらけです。
※学生自死はもちろん、その他、第三者委員会について、気になることやご質問がありましたら、バトンさんへ。
対面の集い時(ネームプレート野村さんです)
* * *
さて、自身の続闘病ですが、
12月15日… 左乳房全摘手術。
センチネルリンパ節生検 陰性、この時点では転移は無。
12月20日… 退院。(早すぎて不安でした!)が、大きい医療センターなので、急患や重い症状の方々へのベッドを空けたいのもあるのでしょうね。
肺の手術時も確か10日間以内。
(昨今の外科手術後は、こんな感じな~と)
以後、黙々と自宅療養リハビリ中ですが、退院してからは必然的に動くことになるので創部の痛みを感じる時が多く、歩行と階段の上り下りでさえまだキツイです。
(自力で寝起き出来るのは、肺の手術時よりマシかな…という程度)
体の痛みもですが、やはり乳房が片方無くなるという見た目の損傷による痛みもかなりありました。
(やや過去形… これについてはまた別途で)
次回12月26日予定の診察で、抜糸になるのかな😅。
病理検査による、腫瘍の詳細データはもう少し先でしょうか。
再発防止の治療方針はまだわかりません。
大切な人たちが還った彼方まで、どんなふうに生きていくのか、癌というハンデはありますが、私なりに進められたらなと奮闘中です。
📷退院後から毎晩、ニャンズが湯たんぽの如く、足元で添寝してくれてます☆
私の痛みを察してくれてるのかな… と思いきや。
昨日は、鉢くんの足の伸びで、創部を圧迫されて目覚めたという…((((;´Д`)容赦ない自宅リハビリ。
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