忘備録
2018.04.09 01:18
バレエで目から鱗の発見がありました。
と言っても、もちろんわたしにとってのことですが。
バレエでは足のつま先を伸ばして使う動きが多いです。
つま先を伸ばしてから膝を曲げたり、つま先立ちしたり、大きな動きにつながります。
でもしかし、この「つま先を伸ばす」という動きは、それ以外に表現し難く、
先生のようには美しく動きません。
一般的には、
「鎌足」とか「バナナ足」にならないで、
踵を縮めないで、
とか、表現されることが多いようです。
でも、わたしのような感覚の鈍い人間には、
知識として知っていても、
自分の足がどうなっているのか、実はとてもわかりにくい部分です。
骨格の図を見たり、筋肉のつき方を見てみたり。
アレクサンダー・テクニークを使ってみても、
でも何か、とても部分的な動きに感じていて、違和感がありました。
何が見つかったのかというと、当たり前の話ですが、
この動き、つま先だけの動きではなかったのです。
つま先を伸ばすことによって、全身のアライメントがぐっと変わる、
そんなことが起こるのがわかりました。
なんで今更そんなことに氣付くのか、と言うと。
これがアレクサンダー・テクニークの面白いところ。
おそらく意識的にも、身体的感覚的にも、わたしの準備が整ったからだと思います。
先生の動きも違って見えましたし、説明も別の角度から入ってきました。
ものごとを洗練させてゆくのに、ほんとうに面白いツールです。