受け継がれる魂の絆!ウルトラマンネクサス大特集
終盤に入ってもいっこうに勢いの衰えない『ウルトラマンエックス』先日放送された中盤をまとめた総集編にて今後の展開の一部が公開されました。なんとその映像にて新たなウルトラマンの客演が判明しました!!そのウルトラマンの名は『ウルトラマンネクサス』!!
●左からネクサス、エックス
初公開された情報だったので更なる客演ウルトラマン自体にも衝撃だったのですが、そのウルトラマンが『ネクサス』と言うのがウルトラファンには更に衝撃だったのです!!『ネクサス』はウルトラマンシリーズでもかなりの異色作で、それ故ウルトラマン列伝で本編の再放送が無かったり(総集編や特別編成で紹介されたりはしましたが)、ウルトラマンマックス同様客演がほとんどなかった・・・という経緯があります。
そんな『ウルトラマンネクサス』ですが、実は熱いファンが少なくな!かくいう私も『ウルトラマンネクサス』が大好きなのです!そんな私が大好きな『ウルトラマンネクサス』の魅力を徹底紹介します。
・変身者が複数入る!? ネクサス独特の世界観とは!?
『ネクサス』はその世界観がかなり独特で、なんと主人公がウルトラマンに変身しません!主人公:弧門一輝は異獣スペースビーストと戦う特務機関TLTの戦闘部隊ナイトレイダーの隊員ではあるのですが、ネクサスに変身するのは他の人物なのです。その変身者=デュナミストもネクサス=絆の通り、別の人物に受け継がれていくのです!
ウルトラマンをはじめ多くのヒーローでは主人公が変身し、例外を除き基本的に1人のヒーローに変身するのも1人ですが、『ネクサス』はその前提をあえて崩してきてます。さらにネクサスの姿もデュナミストによって変わってしまいます!弧門が最初に出会ったデュナミスト:姫矢准が変身したネクサスはアンファンスという銀色の基本形態から赤い体のジュネッスに2段変身します。しかし姫矢からデュナミストを受け継いだ千樹憐が変身したネクサスは、アンファンスこそ同じ姿ですが、2段変身すると青い体のジュネッスブルーになります。
●ネクサス アンファンス
さらにネクサスはジュネッスまたはジュネッスブルーになるとメタフィールドという戦闘用亜空間を展開し自身とスペースビーストを取り込みます。これによって周辺への被害を抑えることができるのです。ミニチュアの町の中で戦うというウルトラの伝統を外れた設定ですが、メタフィールドで戦うことで、人々がウルトラマンとビーストの戦いを知らない・気づかないという世界観が作られ、終盤にてメタフィールドが展開できず、市街地での戦いを余儀なくされるというドラマが描かれることになります。
●ジュネッス
●ジュネッスブルー
・防衛チームがウルトラマンを攻撃!?リアリティ満載の連続ドラマストーリー
『ネクサス』が個性的なのは連続ドラマとしての要素が非常に強いという点です。基本1話完結のウルトラシリーズにおいて、1体の怪獣を倒すまでに4~6話もかけている場合もありました。1話簡潔という枠を外れたことで、人間ドラマに力を当てることができ、複雑な世界観を持つ『ネクサス』に大きなリアリティを与えました。その過程でナイトレイダーがウルトラマンを攻撃するという展開も見られましたが、デュナミストとの交流を丁寧に描いたことで共闘シーンでは歴代屈指の熱い名場面となりました。
また特に前半は主人公弧門が未熟さゆえ傷つき苦しむ、ウルトラシリーズ史上最も過酷と言って良い困難にぶつかるのですが、彼の挫折をしっかり描いたことで、彼の成長に大きな説得力を得ることができ、非常に深いドラマが生み出されました。
・次々と登場する悪のウルトラマンの正体は!?
『ネクサス』にはスペースビーストを操る敵として悪のウルトラマンが登場します。正体が謎であり、明かされたときの衝撃が凄かったダークファウト。元ナイトレイダー副隊長・溝呂木眞也が変身し、その強さと悪辣さは悪魔そのものであったダークメフィスト。彼らとの戦いはネクサスを何度も追い詰め、厳しく辛い戦いを強いられました。しかも、彼らも真の黒幕の手駒に過ぎなかったのです。全てを裏から操る黒幕・アンノウンハンドの正体は誰なのか・・・・。
●ダークファウト
●ダークメフィスト
『ネクサス』はスペースビースト側だけでなく人類側にも大きな謎がたくさんあるので、誰が黒幕なのかとドキドキします。
以上が『ウルトラマンネクサス』の紹介になります。いかがでしたでしょうか?『ネクサス』は従来と違う独特な世界観と展開、ハードな描写、放送時間帯の変更(毎週土曜朝7時30)などもあり商業的には苦戦を強いられました。
しかし、DVDなどが発売され根強いファンを得ることができました。個人的に『ネクサス』は深夜アニメに近い構成を持っていると思います(実際スタッフも深夜31時30のつもりで作ったという証言もあります)
アニメが市民権を得るようになった今こそ『ネクサス』が再評価される時代になったのだ!!と『ネクサス』ファンの自分は大いに主張します!!