久遠の神話は蘇える! ガメラ生誕50周年記念イベント参加レポート
去る11月27日は50年前の1965年に「大怪獣ガメラ」が公開された日になります。そのことから、この日をガメラの誕生日ということで1日遅れの11月28日に「映画秘宝presents ガメラ生誕50周年祭」が開催されました。第1部・第2部が企画され、それぞれ
・映画の上映
・特別ゲストによるトークショー
・豪華プレゼントをかけたじゃんけん大会
・「ドキュメント・オブ・ニューヨーク・コミコン2015」上映
・ガメラ50周年記念映像「GAMERA」完全版・日本初上映
という構成になっています。
映画ですが、第1部では「大怪獣ガメラ」が上映、第2部では「ガメラ3 邪神覚醒」の続編として作られた幻の自主制作作品「駕瞑羅4 真実」が上映されました。特に「駕瞑羅4 真実」は自主制作作品ということで、上映されることが極めて少な幻の作品といわれてきました。今回上映されるということで、抽選で240名の入場者のところ総応募数2700通と倍率12倍という大盛況となりました。自分は今回第1部になんとか当選できたので、第1部の内容を中心にレポートしたいと思います!
当日会場となった神楽座のロビーには歴代ガメラ映画のポスターと「GAMERA」のポスターと限定Tシャツが展示されていました。(写真1、2)
Tシャツには「GAMERA」に登場したガメラのデザイン画が描かれていて、色々想像が広がってワクワクしました。さらに、受付にはそのデザイン画を元にしたガメラの粘土原型が展示されていました!残念ながら写真撮影はできませんでしたが、短い映像でしか見れなかった新生ガメラの全身をなめるように見ることができて、ファン冥利につきました。
いよいよイベントが始まり、「大怪獣ガメラ」が上映されました。初代「ゴジラ」が放射能や戦争というテーマを内包したシリアスな内容でしたが、「大怪獣ガメラ」娯楽映画としての怪獣映画という印象を受けました。ガメラは東京タワーを倒すなど都市を攻撃しますが、カメ好きの少年と心を通わせるなど、巨大ガメという容姿も相まって怖いという印象はあんまりありません。回転しながら空を飛ぶ能力に加え、このようなゴジラにはない感情移入しやすい個性が、ゴジラと並び立つ怪獣としてキャラクターが確立できた所以だと思います。
上映後はトークショー。第1部では平成ガメラの造詣に携われた原口智生さんと高浜幹さんがゲストで登場。カメという姿ゆえのガメラのキャラクター性や「ガメラ 大怪獣決戦」のガメラスーツを1週間で作ったりと、造形担当ならではのお話を聞くことができました。
特に高浜さんからは「GAMARA」の造詣に携わっていたので、新生ガメラの擬人化イメージが「ファイティングポーズをとったマッチョなおじさん」という貴重なお話を聞くことができて非常に嬉しかったです。トークショー後は限定Tシャツをかけたじゃんけん大会!残念ながらプレゼントゲットはできませんでしたが、参加者全員に「GAMERA」のポスターを配布していたので、それをいただきました。
最後に「GAMERA」が初公開されたニューヨーク・コミコンの様子を記録した「ドキュメント・オブ・ニューヨーク・コミコン2015」を上映し、その後「GAMERA」の完全版が上映されました。ニューヨークであれだけ日本のガメラを知っている人、熱くなれる人がいることに驚きました。ゴジラ以外にも世界を狙えるコンテンツにガメラが成長しているようで非常に嬉しかったです。「GAMERA」はもう何度も見た映像なんですが、やはり劇場という環境で見ると迫力が全然違います!早く新しいガメラが劇場で観れる日が来てもらいたいものです。
以上が「ガメラ生誕50周年祭」レポートでした。自分が参加できなかった第2部ではネットに載せられないような話が一杯出たとのこと!やっぱどんなネットが普及してもリアルに勝るものは無いですね